EV充電規格のスタンダードへ、フォードに続きGMもテスラのスーパーチャージャーとコネクター採用へ

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ゼネラルモーターズは先日のフォードと同じく、2025年からテスラの北米充電規格(NACS)コネクタを自社の電気自動車に搭載するためにテスラと協力し、北米の12,000箇所にあるテスラのスーパーチャージャーで自社の電気自動車を充電できるように拡大することを発表しました。

フォードに続き2社目

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テスラの急速充電ネットワーク、スーパーチャージャーは、太陽光発電と蓄電池もセットで再生可能エネルギー100%の展開も
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GMは、NACSコネクタを採用し、スーパーチャージャーネットワークの一部についてテスラと協定を結ぶのは、フォードに続き2社目となります。GMはプレスリリースの中で以下のように述べています。

「この契約は、GMの充電に対する継続的な投資を補完するものであり、家庭、職場、公共スペースにおける充電アクセスの拡大に重点を置くGMの姿勢を強化するもので、同社のアルティウム・チャージ360構想やモバイルアプリを通じて、現在GMのEVドライバーが利用できる134000以上の充電器を基盤としています」

テスラは、6月初めにフォードとの間で、北米に設置済み12,000ヶ所もの専用急速充電ネットワークであるテスラ・スーパーチャージャーを開放することで合意しました。この前例のない動きは、急速充電をより利用しやすくするための米国の自動車メーカー間の画期的かつ建設的な提携の始まりとなるようです。

北米充電規格をテスラ型へ統一

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GMのメアリーバーラCEO
https://response.jp/

GMの会長兼CEOであるメアリー・バーラは、以下のように述べています。

「私たちが考える電気自動車の未来とは、カテゴリーや価格帯を問わず、世界トップクラスのEVを数百万台生産し、EVの大量普及を加速させるエコシステムを構築することです。このコラボレーションは、当社の戦略の重要な一部であり、お客様の急速充電器へのアクセスを迅速に拡大するための重要な次のステップとなります。私たちのお客様にとって、電気自動車への移行をよりシームレスにするだけでなく、北米の充電規格統一に向けて業界を動かす一助となることでしょう。」

テスラのスーパーチャージャーネットワークは、2024年からGM車に開放され、ドライバーは当初、充電用のアダプターを利用する必要があります。しかし、GMはテスラのスーパーチャージャーに直接アクセスできるよう、テスラの標準規格であるNACSを搭載したEVを作り始める予定です。

テスラ・スーパーチャージャーは、GMの車両およびモバイルアプリに統合され、ドライバーは、テスラのクラス最高レベルのEV充電器の位置確認、支払い、充電体験を支援します。テスラの充電インフラ担当シニア・ディレクターであるレベッカ・ティヌッチ氏は、以下のように述べています。

「私たちの使命は、世界の持続可能なエネルギーへの移行を加速させることです。「すべてのEVオーナーに、ユビキタスで信頼性の高い充電体験を提供することは、このミッションの基礎となるものです。私たちは、ゼネラルモーターズのような他の業界リーダーと協力して、北米充電規格を通じてテスラ・スーパーチャージャー・ネットワークへのアクセスを提供できることをうれしく思っています。」

テスラは今年初め、ジョー・バイデン大統領が提出した75億ドルの政府資金による超党派インフラ法の一部を獲得するために、米国内のスーパーチャージャーをすべてのEVに開放すると発表しました。

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