テスラ・サイバートラックの話題は、ますます盛り上がりを見せています。イーロン・マスク氏は、このテスラ初の電動ピックアップトラックが道路の景色を変えると言い、この未来的なトラックを毎日利用するクルマにするつもりです。その特徴的なデザインと卓越した性能のおかげで、百数十万人もの購入者がこの素晴らしいトラックに乗るために待機している状況と言われています。
テスラの投資家イベント「インベスター・デイ」に参加した株主のマシュー・ドネガン-ライアン氏は、テスラの上級幹部と話す機会を得て、サイバートラックについて詳しく知ることができました。複数の投資家がサイバートラックに関する情報を共有していましたが、マシュー・ドネガン・ライアン氏はテスラ幹部との会話について膨大な動画を投稿しています。
サイズとバリエーション
噂によると、インベスター・デイで展示されたサイバートラックのプリプロダクション・ベータは、もし今すぐ購入できるトラックであれば、どのような姿になるのでしょうか。サイバートラックは、2019年に発表されたプロトタイプよりも約5％小さいが、フォードF-150ラプターよりも小さな車両であるにもかかわらず、使用可能なスペースはより広いのだということです。会場にあったフォード・スーパークルー・ラプターは、わずかに小さくなったサイバートラックと同等でした。サイズが小さくなった分、サイバートラックは6人乗りではなく、5人乗りしかできません。重量は6,500～7,500ポンドになると予想されていいます。
サイバートラックには、デュアルモーターのベースモデルとハイエンドのパフォーマンスモデルの2種類が用意される予定です。当初、最上位モデルはクアッドモーターになると考えられていましたが、テスラのスタッフとの会話では、サイバートラックではクアッドモーターのパワートレインの開発を見送り、トライモーターパワートレインにすることが示唆されたようです。さらにサイバートラックの全車種に後輪操舵（4WS）が標準装備されます。
テスラ最大のディスプレイ
サイバートラックには、テスラ史上最大の対角18.5インチのディスプレイが搭載されますが、メータークラスタやヘッドアップディスプレイは搭載されない予定です。モデルSとモデルXは17インチ、モデル3およびモデルYは15インチのセンターディスプレイを搭載しています。
一般的な丸いステアリングホイールとモデルSとモデルXに搭載されているヨークを組み合わせたような形のステアリングホイールは、側面が丸く、上下の縁が平らなものになる予定です。
F-150ライトニングとは異なり、フロントバンパーグリルはボンネットとともに開くことはないようです。サイバートラックのウィンドシールドライトバーの製品版には、テスラセミのようにアンバーのライトが付き、標準の80インチよりも幅が広いようです。
ホイールとサスペンション
高度に進化したエアサスペンションは、すべてのサイバートラックに標準装備される予定です。スタッフはこの投資家に、サイバートラックは相当なものを扱うことができるのです、と語りました。
「エアサスペンションをテストした結果、バハスタイルのレースにも対応できると確信しているのです。」
サイバートラックには18インチホイールが装着され、最低でもオールテレインとオールシーズンの標準タイヤオプションが用意される予定です。タイヤの寸法は285/65 R18というサイズです。サイバートラックのタイヤの製造を担当するのはグッドイヤー社になり、ドネガン-ライアン氏は、1本のタイヤが385ドルになると見積もっています。
自己主張をしないドア
サイバートラックのドアは、モデルXのファルコンウィングドアのように自己主張することはありません。 プロトタイプのステンレス製バンパーとは異なり、サイバートラックの生産ベータのバンパーとサイドスカートは黒いプラスチック製で、5マイル/時の衝撃に対応しています。サイドビューミラーは自分で取り外し可能とされていますが、その確認は取れていません。
新チームがアクセサリーを開発中
サイバートラックが採用する48ボルトの補機バッテリーアーキテクチャは、より多くの電力を供給し、配線をより軽く、より安価にし、アクセサリーバッテリーをより小型化することができます。この車両について、テスラはサイバートラック・アクセサリーチームを創設し、アフターマーケット事業者と協力してアドオンを作るのではなく、テスラ自身がそれを行うことにしています。オフロード、キャンプ、レースは、アクセサリー・チームの3つのサブグループです。
北米では百数十万人がウェイティングリストに名を連ねていますが、欧州ではそのリストが開放されることはなさそうです。ドネガン-ライアン氏は、その巨大なサイズから、この電動ピックアップをヨーロッパの狭い道路で走らせる計画はないと言っています。
サイバートラックに関する最新の情報によれば、オフロード走行やキャンプ、さらにはレースにも適した、強靭で適応力のあるクルマになるそうです。サイバートラックは、その特徴的なデザインと印象的な機能により、ピックアップトラック市場に大きなインパクトを与えることができると考えられます。
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