テスラ、補機バッテリーを48Vシステムへ切り替えへ

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テスラサイバートラックがこのアップグレードを先に導入することになるようです。

テスラは、電気自動車の低電圧システム(補機バッテリー)の改良を進めています。これまでは、他の大多数の自動車と同じように、およそ12ボルトで動作していました。

先日の2023年3月1日に開催された投資家向けイベント「インベスター・デイ」で、テスラのCEOイーロン・マスク氏は、補機バッテリーとして自動車業界ではまだ珍しい48Vシステムを導入する意向を認めました。

テスラの最初のステップは、12Vの鉛蓄電池から12Vのリチウムイオン バッテリーへの切り替えで、2021年2月に発表され、当初はリフレッシュしたテスラ モデルS/モデルXに搭載され、後にモデル3/モデルY(2021年の終わり)にも採用されました。

テスラによると、古い鉛蓄電池はテスラ車の故障の主な原因であり、約4年ごとに交換が必要だったそうです。新しいリチウムイオンバッテリーは、(メインのトラクションバッテリーと同じように)車の寿命と同程度に耐えることが期待されており、交換の必要はまったくないはずです。

その上、小型化、軽量化(87%減)も実現しています。

鉛蓄電池からリチウムイオンバッテリーへの移行
Credit:Tesla

テスラによると、サイバートラック、ヒト型ロボット「オプティマス」、そして今後のすべての電気自動車から、48Vの低電圧システムが使用されるようになるそうです。

参考までに、自動車産業は1960年代に6Vから12Vに移行しました(現在、小型車はまだ6Vを、大型車は24Vを使用している場合があります)。

Credit:Tesla

テスラが48Vシステムを採用するのは、12Vシステムと比べて電流を4分の1に減らせるからです。この電圧レベルは、まだ安全だと考えられています。車載電気機器の電力需要が着実に増加する中、12Vでは配線が太く、重く、コスト高になるため、電圧の向上が必要となっています。48Vにすると、重量やコストが大幅に削減され、同時に効率も上がるかもしれません。

テスラの場合、48Vのリチウムイオンバッテリーを自社生産する可能性もあります(まだ分かりませんが)。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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