テスラがインベスター・デイで明らかにした、今後5年で車両製造コストを50%削減する方法

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Credit:Tesla
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長年のテスラ株強気派である投資会社アーク・インベストは、テスラが今後5年間で車両製造コストを50%削減すると予測しています。アーク・インベストのアナリストは、2023年3月1日に開催された投資家イベント「インベスター・デイ」におけるテスラのプレゼンテーションに基づいた予測を行っています。

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Dimitrios KambourisGetty Images
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インベスター・デイでのテスラのプレゼンテーションは、実際にはさまざまな評価を受けました。多くの視聴者は、サイバートラックのようなテスラの進行中のプロジェクトや、同社の次世代自動車に関する詳細な情報を期待していました。通常、テスラのプレゼンテーションはエンターテイメント性が高いのですが、インベスター・デイ2023では、同社は詳細な情報伝達に真剣に取り組みました。その結果、サイバートラックや次世代車両に関するより具体的な内容はあまり明らかにならず、プレゼンテーションでは、自動車メーカーとしてのテスラの次のフェーズ等が示唆されたという状況です。

アーク・インベストはレポートの中で、テスラが次世代車を生産する際に取るであろうすべてのステップを示したと述べています。アーク・インベストは、以下の4つの動きがテスラの自動車製造コストと生産の未来に影響を与えるだろうと述べています。

  • テスラは、次世代車のコントローラーを100%自社生産することを計画
  • テスラは48Vバッテリーアーキテクチャーへの変更を計画
  • 次世代テスラ車は、イーサネットに接続されたローカルコントローラを使用
  • テスラは、並列組立工程に移行

アーク・インベストは、テスラの電気自動車の補機バッテリーが48ボルトのバッテリー構造に移行することで、電力損失を16倍削減できると考えています。また、ローカルなイーサネット接続のコントローラを使用することで、ワイヤーハーネスの複雑さを軽減することができます。

「これらの電気的アーキテクチャの変更により、テスラはコストを削減し、部品レベルでのサプライチェーンをよりコントロールできるようになるはずです。また、テスラは、製造工程を並列組立工程に移行することができ、製造フットプリントと無駄な時間をそれぞれ40%と30%削減することができます。」

テスラの最高財務責任者ザッカリー・カークホーン氏は、インベスター・デイ2023における同社のプレゼンテーションを締めくくりました。彼は、サプライチェーンから製造まで、テスラの各チームがいかに革新的な仕事を通じてコスト削減に貢献しているかを説明しました。

「…私たちが効率性を見出すと、私たちはサプライヤーと協力して同じことを行い、それが材料費の削減につながり、私たちの製品の値ごろ感を向上させます。」

同氏は、テスラがモデルSとモデルXのプラットフォームからモデル3およびモデルYのプラットフォームに移行する際に、車両コストの50%を削減したことを指摘しています。そして、次世代車両でさらに50%のコスト削減を目指しているという事です。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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