テスラは、3月4日の夕方、北米において再び値下げを行い、アメリカではモデルSとモデルXの両方を値下げされた一方で、カナダではモデルXのみが値下げされました。今回の値下げで興味深いのは、モデルSとモデルXのPaidのバリエーションが同額になったことで、2つのフラッグシップカーがこれまで大きな価格差を持っていたという歴史的な傾向に逆行するものです。
なお、モデル3およびモデルYについては、いずれの国でも価格変更は行われていません。
カナダにおけるモデルXの価格について
テスラは1月に世界中で全ラインナップを値下げし、デュアルモーターAWDのバリエーションを11%、Paidのバリエーションを18%引き下げました。
日曜日の夜、両バリエーションはさらに7,000ドル値下げされ、デュアルモーターAWDは135,990ドルから、Paidは149,990ドルまで下がり、1月の値下げ後のモデルS Plaidと同じ価格となりました。
- モデルX デュアルモーターAWD:135,990カナダドル(-7,000カナダドル、-4.9%)
- モデルX Plaid:149,990カナダドル(-7,000カナダドル、-4.5%)
モデルSとモデルXの米国での販売価格について
米国ではモデルSとモデルXに影響があり、モデルSの両バリエーションで5,000ドル、モデルXの両バリエーションで10,000ドルの値下げが行われました。
これらの値下げにより、モデルS Plaidは2023年開始時点より26,000ドル、モデルX Plaidは29,000ドルも安くなっています。
- モデルS:89,990ドル(-5,000ドル、-5.2%)
- モデルS Plaid:109,990ドル(-5,000ドル、-4.3%)
- モデルX:99,990ドル(-10,000ドル、-9.0%)
- モデルX Plaid:109,990ドル(-10,000ドル、-8.3%)
テスラは値下げ理由を発表しませんでしたが、両車のハードウェアのアップデートを発表すると予想されていたため、興味深いタイミングでの値下げとなりました。ここ数週間、テスラがモデルS/Xにオートパイロットと完全自動運転(FSD)を実現する最新のハードウェア4.0(HW4)コンピュータを搭載した車をすでに製造していることを示す証拠が見つかっています。先週のインベスター・デイで新ハードウェアの発表があるかと思いきや、結局それはなく、HW4が搭載された車両の納車時期についても、テスラからはまだ何も発表がない状況です。
実際、HW4のスペックも公式には発表されていません。しかし、初期のユニットのティアダウン(分解調査)が行われ、カメラの追加入力などが明らかになっています。HW4の性能に関する唯一のコメントはイーロン・マスク氏によるもので、現行のHW3でもFSDは実現できるが、HW4は前モデルよりも高い安全性でその機能を実行できるようになると述べています。マスク氏は、2つのコンピューターの違いについて、HW3は人間よりも200%、300%安全であるのに対し、HW4は500%から600%安全かもしれないと説明しています。
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