テスラモデルYはもはや「芸術品」、分解調査したトヨタ幹部が語る

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Credit:Tesla
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トヨタの幹部は、このチームがテスラの電動SUVモデルYのティアダウン(分解調査)を行った後、モデルYがもはや「芸術品」であることを認めました。

何年もの間、私たちはトヨタが完全電気自動車に多額の投資をすることに消極的であることに不信感を抱いてきました。プリウスでいち早くハイブリッド車に投資した世界最大の自動車メーカーは、その後、バッテリー電気自動車の開発に遅れをとっただけでなく、電気自動車の普及を遅らせるよう働きかけ、電気自動車に関する誤報を流したことさえあるのです。

しかし、私たちは最近になって、特に新CEOに交代してからの新しい発言に勇気づけられました。バッテリー電気自動車への投資という新たな取り組みの一環として、トヨタは、今世界で最も人気のある電気自動車、テスラモデルYのティアダウンを行うことにしました。ティアダウンに参加したトヨタの幹部数名がオートモーティブニュースの取材に応じ、そのうちのひとりがテスラの電動SUVを「芸術品」と称したのです。

「モデルYの皮を剥ぐと、それはまさに芸術品でした。信じられないくらいです。」

日本の自動車メーカーは、テスラの車両アーキテクチャとパワートレインのシンプルさに特に感銘を受けているようです。トヨタは1世紀近く自動車を作ってきたにもかかわらず、最近の電気自動車へのシフトに問題を抱えています。トヨタ初のグローバル全電動車であるbZ4xは、大規模なリコールがあったりして、今後のEV展開の大きな躓きになっています。

現在は、2026年から新しい電気自動車を発売するために、新しいEVプラットフォームを構築する計画で、テスラに学ぼうとしているのです。もう5年も前から言っていることですが、既存の伝統的自動車メーカーが自らのEVへの取り組みを開始するために必要なことは、テスラから学ぶことなのです。

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Credit:Tesla

テスラは、EVプログラムを成功させるための紛れもない青写真を示しているので、そこから学ばない手はないのです。しかし、トヨタにとって悔しいのは、トヨタはかつてテスラ株式を大量に保有し、EVプログラムを一緒に作っていた、という事実で、その関係が続けば、トヨタはテスラからどんどん多くのことを学ぶことができたはずです。

それなのに、テスラをEVプログラムの紹介だけに留めてしまったのです。なので結果として、バッテリーEVの開発で他社に遅れをとっているのです。トヨタは追いつけるのでしょうか、追いつけるかもしれませんが、現状を見ているとかなり懐疑的な推論になりそうです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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