廉価版テスラ「モデル2」はどの程度の利益が見込めるのか?

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CREDIT: SUGARDESIGN_1
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テスラ強気派が、この米国電気自動車メーカーの次世代車両プラットフォームに対する期待感を語っています。来る2023年3月1日(日本時間2日AM6時)のインベスター・デイのイベントを取り巻く興奮の多くは、まだ発表されていない車両にあります。テスラ界隈では非公式に「モデル2」(もしくはモデルQ、モデルC…)と呼ばれるより小型で手頃な価格の電気自動車です。

ニュー・ストリート・リサーチ社のマネージングパートナーであるピエール・フェラグ氏が述べるように、「モデル2」はテスラの今後の継続的な成功に不可欠な要素だと考えられます。この車の詳細はインベスター・デイで議論されることになるのでしょうが、このウォール街のベテランアナリストは、ニューストリート社がこの車に期待することについて、いくつかの知識を披露してくれました。

まずフェラグ氏は、次期モデルは全長が約15%短く、重量は30%軽くなり、モデル3に搭載されているものよりも25%小さいバッテリーパックを搭載すると推定しています。同アナリストは、ニュー・ストリート・リサーチ社がどのようにしてその推定値を導き出したかについて詳しく説明しました。

「我々は、内燃機関コンパクトと中型内燃機関セダンを比較し、モデル3と内燃機関中型セダンの比較を加えて、この結論に至ったのです。」

これとは別に、ニュー・ストリート・リサーチ社は、「モデル2」は「モデル3」に比べて製造コストが約37%削減されると予想しています。このコスト削減の半分は車の小型化によるもので、残りの半分はデザイン、アーキテクチャ、製造の革新によるものだということです。イーロン・マスク氏は過去に、次世代プラットフォームで、テスラは現在の「モデル3」1台の生産にかかるのと同じ労力で2台の車を作ることを目指す、と述べています。

ミニとモデル2とカローラの比較
https://twitter.com/p_ferragu

FSD/オートパイロット、優れた航続距離と性能、スーパーチャージャーネットワークといったテスラ固有の強みを考慮すると、モデル3がホンダ・アコードに対して十分な競争力があるのと同様に、「モデル2」はトヨタ・カローラなどの車両に対してプレミアムを要求する可能性が高いとフェラグ氏は述べています。昨年、モデル3およびモデルYが、高価格にもかかわらず好調だったのは、このためです。

とはいえ、このアナリストは、テスラがより小型で手頃な価格の車両を投入しても、車両の粗利益率を30%に向かわせることができるかもしれないと述べています。

また、希望小売価格25,000ドルという予想価格を考慮すると、今度の手頃な電気自動車は、事実上自動車市場の約80%に対応することになります。これによって、この車は最終的にテスラが2030年に1200万台を超えるEVのを製造販売できる道を切り開く可能性があると、フェラグ氏は述べています。

これは、テスラの現在の生産台数を考慮すると楽観的ですが、テスラは10年後までに年間2000万台の生産を達成しようとしているのです。

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