テスラ、完全自動運転FSDベータV11.3を新しいビジュアルで配布開始

tesla-fsd-v-11-3 TESLA News
スポンサーリンク

週末、テスラはFSDベータV11.3をより多くの従業員を対象にリリースしました。全従業員が最新のベータ版にアクセスできるようになったのか、それとも従業員数が拡大されたのかは現時点では不明です。

テスラは通常、パブリックリリースを開始する前の最終テストとして、最新のFSDベータ版を全従業員にリリースする手順を踏みます。そうしたことから間もなく、アップデートされたFSDベータ版の最初の一般公開を見ることができるかもしれません。

イーロン・マスクCEOは今月初め、FSDベータ版V11.3は先週からロールアウトを開始すると述べていました。しかし、FSDベータ版を購入・インストールしているすべての人にロールアウトされるまでには、しばらく時間がかかるかもしれません。というのもテスラの最新の「リコール」によると、テスラは現在、米国とカナダで36万2000台の車両でFSDベータを稼働させているからです。

ビジュアライゼーションの改善

私たちは以前、FSDベータ版V11が改良されたビジュアルを含むと聞きていました。そして今、これらの改善されたビジュアライゼーションを初めて目にしました。リークされた写真から、車両の進路を示す印がより広く(太く)なっていることが分かります。これは、テスラが、車両が通る道だけでなく、車両が特定の場所にいるときに占めるスペースも表現したいからだと思われます。

もうひとつの明らかな変化は、赤い道路の縁取りがなくなったことです。今回の変更は、テスラのシンプルな環境表現にマッチしています。また、車線と車線の間のセンターラインも、以前とは異なるスタイルになっています。以前は非常に明確でしたが、現在は他の道路標識と同様に、わずかにぼやけた表現になっています。センターラインの幅や長さを視覚で判断するようになったようで、興味深いところです。

リークされた画像から他のことはあまり分かりませんが、車両は高速道路を走っているようなので、FSDベータ版のビジュアルは予想通り高速道路での使用に適用されることになるでしょう。その他、ビジュアライゼーションの改善や、新しいオブジェクトの検出が可能かどうかは現時点では不明です。

新機能

より多くの従業員へのベータ版の拡大に伴い、V11.3のリリースノートが(少なくとも部分的には)リークされています。今回のリリースノートの最大の特徴は、期待されるシングルスタックへの移行で、テスラは今後、市街地ではFSDベータ版から学んだすべてを使い、高速道路では同じ技術をオートパイロットに使用することになります。そして今回の改善点のリストは長く、注目に値するものになっています。

ボイスドライブノート

リリースノートによると、このベータ版の改良点のひとつは、「ボイスドライブノート」の追加で、FSDから何らかの理由で離脱した場合に自分の音声によりコメントを残すことができるようになることです。

「ボイスドライブノートを追加しました。FSDから(何らかの理由により運転者が何らかの形で介入し)離脱した場合、オートパイロットの改善に役立てるために、あなたの経験を説明する匿名の音声メッセージをテスラに送ることができるようになりました。」

これはおそらく音声コマンドで行われ、テスラは、メッセージを聞く代わりに、これらをテキスト化し、読みやすく、検索できるようにしていると思われますが、FSD解除後にコメントを残すことができるようになるようです。これは、「バグを報告する」機能と同じような仕組みかもしれません。

自動緊急ブレーキの拡張

今回のベータ版で、テスラは自動緊急ブレーキ(AEB)を拡張し、進路を横切る車両に対応するようになりました。AEBは後方から他の車両に接近する場合に限定されていましたが、テスラはこれを進路を横切る車両にも適用するよう拡大します。FSD ベータ版における学習や改良によりますが、FSD/オートパイロット動作時だけでなく、通常の手動運転時にも適用されるようになる予定です。

リリースノートの中でテスラは、彼らが収集したデータによると、AEBによるこの改善により49%の衝突を防ぐことがでると言及しています。

高速道路でのハンドリングの改善

今回のリリースで楽しみにしている機能のひとつが、高速道路走行時の車体軌道の改善です。これまでテスラの高速道路上でのオートパイロットは急カーブに遭遇すると、車両が車線の中央にとどまるのではなく、カーブの外側に寄りすぎる傾向がありました。テスラによると、曲率の高いシナリオ(急カーブ)での高速走行時のハンドリングが改善されているため、今回のアップデートでこの点が改善されるようです。

リリースノートには、車線変更や合流の改善、物体検知や判断の洗練など、他の改善点も複数記載されています。

従業員にリリースされたこのソフトウェアバージョンはバージョン2022.45.5で、バージョン番号から考えると、FSDベータV11.3のリリース予定に近づきこれが今後数週間で誰もが受け取るバージョンとなる可能性があります。

リリースノートと最初のリーク画像が共有されたので、このアップデートに他に何が含まれているのか、すぐに分かるかもしれません。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

▼▼テスラ 紹介コード は以下から▼▼

tesla-referral-program-bannar

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました