今年後半登場予定の新型テスラモデル3「プロジェクト・ハイランド」では一体何を企てているのか?

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Credit: The Kilowatts/Twitter
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テスラには、常に革新的な傾向があります。自動車販売では当たり前のディーラーモデルには従わず、ほとんどのオプションが組み込まれた状態でオンラインで販売され、イーロン・マスクCEOは従来の最高経営責任者のように会社を率いることはありません。

一方でテスラは、こうした反抗的な振る舞いをする傾向があるにもかかわらず、極めて一般的な慣行を採用していることが逆に注目されることもあります。

これは、今年後半に展開される予定の新型モデル3の「プロジェクト・ハイランド」アップデートがそうであるように思われます。これまでの報道によると、「プロジェクト・ハイランド」では、モデル3 セダンのエクステリアとパワートレインにいくつかの変更が加えられるとされています。また、車の製造に使用されるコンポーネントの数も削減されると伝えられています。

この数週間、「プロジェクト・ハイランド」のモデル3ユニットと思われるプロトタイプの目撃情報が複数報告されていますが、興味深いことに、目撃された各プロトタイプは、フロントエンドとリアエンドにカバーが装着されています。このようなやり方は、特にリフレッシュを控えている自動車メーカーにはよくあることですが、テスラでは通常行わないことなのです。

たとえば、テスラのモデルYです。モデルYの初めての納車までの数カ月間、このオール・エレクトリック・クロスオーバーの発売候補車の写真や動画がネット上で共有されましたが、カモフラージュが施されているものはひとつもありませんでした。モデルS Plaidも同様で、そのプロトタイプが何の覆いもなく野外で走行する姿が目撃されました。そして、テスラがついにモデルYをドイツに持ち込んだとき、同社はこのオールエレクトリック・クロスオーバーに「Not Model Y」(モデルYでは無い)と書かれたステッカーを貼り、次期車両のカモフラージュを揶揄したくらいなのです。

Credit: @tesla_adri/Twitter

これらを踏まえると、テスラの「プロジェクト・ハイランド」の新型モデル3は、本格的なカモフラージュに値するエクステリアの変更を特徴とすると推論するのは正しいのかもしれません。つまり、テスラには、このモデル3の外観を隠すだけの相当な理由があるはずです。一部のEV愛好家は、この覆いは「プロジェクト・ハイランド」ユニットに、今のところ隠しておくのが最善である新しいセンサーが装着されているためではないか、と推測しています。

テスラ モデル3は、現在、テスラビジョンシステム(カメラ映像だけを利用しセンサー類を一切使わず自動運転を実現するシステム。ピュアビジョンともいう)を採用しています。つまり、レーダーや超音波センサーはもう搭載されていないのです。

しかし昨年、テスラのオンラインパーツカタログに新しいレーダーユニットに関する記述があったことから、EV愛好家の間では、同社が将来、車両に新しいレーダーシステムを搭載するのではないかとの憶測が広がっています。しかし、「プロジェクト・ハイランド」と見られるモデル3のユニットとそのカモフラージュカバーは、単なるカモフラージュだと指摘する声もあります。

テスラが相当型破りな方法で車両を開発するユニークな企業であることを考えると、こうした推測が正しいと証明されても不思議はないでしょう。

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