VWのボス、テスラの事業拡大スピードに驚いたと認める

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電気自動車の販売台数について、フォルクスワーゲンはしばらくイーロン・マスクの会社に追いつけないかもしれないとヘルベルト・ディース氏は語りました。

フォルクスワーゲンの最高経営責任者であるヘルベルト・ディース氏は、テスラの事業拡大のペースに驚かされ、ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンが米国の新興ライバル・テスラを追い越すのに苦労するかもしれないことを認めました。

ディース氏は、電気自動車の販売台数の急増で世界第2位の自動車メーカーを率いていますが、フォルクスワーゲンがテスラに追いつくことはできないかもしれず、「厳しい競争」になるであろうことを認めています。

「米国の主要な競合他社がこれほど速いとは予想していませんでした。」と、月曜日に開催されたフィナンシャル・タイムズの自動車会議でドイツからビデオリンクで発言しました。「タイトなレースになるだろうが、われわれはあきらめない。2025年までに1位になる可能性はまだあると思います。少なくとも2番目には」

イーロン・マスクCEOの下、テスラは株式時価総額で9000億ドル(約116兆円)近く、他の既存自動車メーカーに対して圧倒的に世界最大の自動車メーカーとなり、2021年には936000台の電気自動車を納車しています。フォルクスワーゲンが昨年販売した890万台のうち、45万2900台が純粋な電気自動車です。トヨタは過去2年間、販売台数で世界最大の自動車メーカーでしたが、化石燃料からの脱却をより緩やかにするために電気自動車に消極的な選択することにしているようです。

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VW iD3

フォルクスワーゲンとテスラの最高経営責任者は、個人的に非常に温かい関係を共有しているようで、2020年にはマスクCEOがドイツでディースCEOと一緒にフォルクスワーゲンの電気自動車ID.3を試乗しています。2021年10月には、ディースCEOの招きでイーロン・マスクCEOはフォルクスワーゲン幹部の電話会議に参加し、EV技術への移行を加速させる方法について話し合いました。

テスラは、米国カリフォルニアと中国上海の既存施設に米国テキサスとドイツベルリンの2つの新工場を加え、急速に生産を強化しています。

世界的なサプライチェーンの問題、コンピューターチップの不足、ウクライナ戦争による混乱などがある中で、マスク氏がその課題をどのように管理するかがテスラにとって重要な問題になるだろうとディース氏は言っています。

同氏は、2022年の第1四半期は半導体の不足が「確実に支配的」だったとしながらも、パンデミックからの回復を阻んできたこの問題には状況改善の兆しが見られると付け加えました。

「このような本当に難しい状況下でも、2022年は我々と自動車業界にとって良い年になるかもしれません。」

世界最大の電気自動車メーカーになることを目指しているにもかかわらず、フォルクスワーゲンは2030年までに販売台数の50%から60%を完全な電気自動車にすることだけを目標としています。これに対し、従来の製造業のライバルであるボルボやゼネラルモーターズは、それぞれ2030年、2035年までにゼロエミッション車のみを販売する計画です。

ディースCEOは、電気自動車の需要は世界中で予想以上に急速に高まっていると述べました。中国では、車両を十分に早く製造できていれば、第1四半期の販売台数を4倍に増やすことができたと、彼は言っています。

「電気自動車は当初の予想以上に需要が高まっているため、売り切れが続出しています」とディースCEOは語っています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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