テスラは、2022年にドイツ国内のスーパーチャージャーを56%増やす計画で、同メーカーの充電ステーション数で世界第3位の国になる可能性があります。この動きの背景には、同国の道路でテスラ車が急増し、ドイツの自動車市場に溢れかえっていることがあげられます。
テスラは今年3月、欧州初の工場を立ち上げました。
ギガ・ベルリンでは早速、地元だけでなく欧州全域の自動車を生産し、活発な活動を開始しています。中国製のモデル3やモデルYがドイツ市場に納入され続ける中、ドイツ製のモデルYは、同国の自動車市場におけるテスラのシェアをさらに高めていると思われます。
このように右肩上がりの自動車台数の増加には、充電インフラの大幅な拡充も必要となります。
スーパーチャージャーステーション123基を有するドイツは、これまでに設置されたテスラブランドの充電拠点の約4%を占めています。したがって、充電ステーションの数では、アメリカ、中国、カナダに次いで、すでに4位につけている状況です。しかし、今年はこの状況が変わる可能性があるようです。
テスラのウェブサイトによると、テスラはドイツ国内に新たに79基のスーパーチャージャーを設置する計画です。その中には、2022年第2四半期にオープンする予定のものもあれば、今年の第3四半期、第4四半期にオープンするものも含まれています。
また、おおよその開通時期すら決まっていない場所もいくつかあるようです。現時点で設置されている数と比較すると56%増となり、積極的に充電設備を増やそうという意図が見て取れます。設置が完了すれば、ドイツはスーパーチャージャーステーションの設置数が多い国の中で、カナダを4位に押しのけ、3位に浮上する可能性があります。
テスラの工場がドイツに来たということは、現地の消費者が他の国の消費者よりも、このメーカーの車を積極的に購入するようになることを示唆しています。
これはテスラが工場を建設するどの国でも起こることであり、自然な現象です。テスラがギガベルリンの建設計画を発表して以来、テスラ車に対するドイツの関心は大きく高まっているのです。
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