テスラモデル3、今年に入って4度目の値上げ実施!価格は574万円から

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Credit:Tesla
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日本国内でも今年の4月以降様々なモノの値上げラッシュが続いていますが、やはりテスラは今年に入って4度目となる値上げを実施しました。

これまでの値上げ状況を見ていますと、やはり本国北米での値上げが先行し、それに追随する形で欧州、中国へ値上げの波が及び、最終的に日本市場でも値上げされるということが繰り返されています。

今回はテスラモデル3のパフォーマンスを除く、RWDとロングレンジの2車種がそれぞれ25万円値上げされました。

  • モデル3 RWD 549万円 → 574万円(+25万円)
  • モデル3 ロングレンジ 639万円 → 664万円(+25万円)
  • モデル3 パフォーマンス 749万円のまま(値上げ無し)

2021年の2月にそれまでの米国カリフォルニア州フリーモント工場から中国ギガ上海工場へ製造工場が変更になったことにより、大幅に値下げがじっしされました。その時の価格は、エントリーグレードのスタンダードレンジ・プラス(現在のRWD)が511万円から429万円に82万円の値下げ、ロングレンジは654万円から156万円も値下げされて498万円となりました。

つまり、今回の値上げによりRWD、ロングレンジともに以前のフリーモント製テスラモデル3よりも値段が上がってしまったという状況となっています。

RWDグレードで言えば、EVのコストの大半を占めるとされているバッテリーについて、フリーモント製はパナソニック製の高性能といわれる三元系(NMC:ニッケル・マンガン・コバルト)リチウムイオンバッテリーを搭載していましたが、ギガ上海製のモデルはより安価で同じ重さで充電容量が少ない(つまり航続距離が短い)リン酸鉄型(LFP)リチウムイオンバッテリーを搭載したことによるコストダウンといわれています。

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Credit:Tesla

要するに今回の値上げによりこのLFPバッテリーコストダウン分以上の値上げとなるので、性能ダウンで価格アップという事態という事です。

ただ、テスラ車の場合、各モデルイヤー(年式)により、バッテリーだけでなく様々な仕様変更を伴いますので、実際のところは単純比較が難しい状況です。

先日の2022年第1四半期の決算発表で、テスラの自動車部門は自動車製造メーカーとしては驚異の営業利益率19%を達成するような状況なので、この値上げのペースももう少し控えめにしてほしいところです。

2022年6月17日更新:この値上げにつづいて、以下のように6月17日に過去最大級の大幅値上げを実施しています。詳細は以下のリンクをご確認ください。

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