10万人以上のテスラオーナーがFSDベータ版をテストしている今、全車両に提供されるのはいつになるのでしょうか?
テスラCEOのイーロン・マスク氏によると、テスラの完全自動運転(FSD:Full Self Driving)ベータテストプログラムには、10万人以上のドライバーが参加しているとのことです。また、テスラが年内に完全自動運転の目処をつけることを改めて表明しました。
まずは、下に掲載しているのイーロン・マスクCEOのインタビューをまだご覧になっていない方は、時間を作ってぜひご覧になってみてください。最近発表されたクリス・アンダーソン氏とのTEDトークのインタビューは、正直言って、最近見た中で最も良いインタビューの一つです。多くの情報を得ることができます。
その中で、テスラの完全自動運転技術(ベータ版)についてマスクCEOが語ったコメントが興味深いです。
覚えているかもしれませんが、マスク氏は今年初め、テスラが2022年末までにFSDを完成させなければショックを受けると発言しました。彼は以前にもこの主張をしたことがありますが、その時はこの技術が巨大なベータテスターに投入された時ではなかったのです。2022年末までにFSDが「完成」すれば、この技術に対価を支払ったすべてのドライバーがアクセスできるようになる可能性が高いと考えられます。
テスラは、実走行でテストできるように、FSDのベータ版技術をテスラオーナーにゆっくりと展開してきました。当初、テスラは少人数のグループにのみシステムのテストを許可し、その人たちを独自の安全性を測る指標「セーフティスコア」に基づいて選びました。その後、このプログラムを順次大幅に拡大していっています。
アンダーソン氏は、マスク氏にFSDのスケジュールについて質問しました。具体的には、テスラが完全な自動運転機能を実現するのはいつ頃だと考えているのか、というものです。
マスク氏は、FSDが完成すれば人間のドライバーよりも安全で、ほとんどの領域で人間の介入による運転無しに対応できることになると明言しました。
「そう、つまり、現在、この車はほとんど無介入でオースティン市内を運転してくれます。そして、我々の完全自動運転のベータプログラムには10万人以上の人が参加しています。」
アンダーソン氏は、マスクCEOがここ数年、年内には完成すると言ってきたことを引き合いに出して、システムの開発に予想以上に時間がかかっている理由をマスク氏に尋ねました。マスクの「2週間」発言と同様、ちょっとしたジョークになりかけているように、毎年、マスクCEOは年末までにFSDが機能的に完成すると言っているが、まだ実現されていない状況です。
マスク氏はアンダーソン氏に対し、FSDの開発期間中、進捗が顕著に見える時期が何度もあったと語りました。しかし、その途中には多くの「偽りの夜明け」があったとのことです。テスラが何か巨大なものを解決したと思った矢先、予想以上にマイナーな改善であることが判明するという状況です。マスク氏は、これを対数曲線に例えて、こう付け加えました。
「それは、かなりストレートに上昇します。そして、それが尾を引き始め、逓減を始めるのです。」
基本的に、マスクCEOは、テスラが何度も多くの進歩を遂げ、技術の成功が頭打ちになるような時期があった、と述べています。そのため、初心に帰り、自動運転プロジェクトを見直す必要があったとのことです。FSDを解決することは、本当に「現実のAI」を解決することだと、彼は繰り返しました。
テスラは、技術とプロセスそのものを見直す必要性に気づくと、最近のカメラベースのビジョンオンリーアプローチに注力し始めました。
マスクCEOは今、ハードウェアとAIに対する新しいアプローチこそが、テスラのFull Self-Driving能力を早急に成功させるために必要なものだと、これまで以上に自信を持っているのです。
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