テスラは、来年のギガファクトリー上海でのモデル3およびモデルYの本格的な増産に向けて、必要な準備を進めているようです。
中国からの最新の報道によると、テスラは主要なバッテリーパートナーのひとつであるCATL社(Contemporary Amperex Technology:今や世界最大のバッテリーメーカー。ルーツはTDKの中国子会社)に、45GWh相当のリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを発注したと報じられています。
LFPバッテリーは、現在、上海のギガファクトリーで生産されているエントリーグレードのモデル3スタンダードレンジ・プラスに搭載されている他に、モデルYスタンダードレンジにも使用されていると言われています。
モデル3スタンダードレンジ・プラスには55kWhのバッテリーが、モデルYスタンダードレンジには60kWhのLFPバッテリーパックが搭載されていると言われていることを考えると、CATLへの45GWhの注文は80万台近くに相当する可能性があると、中国の地元ニュース36クリプトンは指摘しています。
ギガファクトリー上海で約80万台のスタンダードレンジ車を生産すれば、来年はテスラの納車台数を効果的に引き上げ、2022年には100万台以上の車両を余裕を持って納めることができる可能性があります。
今年のテスラの第1四半期から第3四半期までの世界販売台数が627,350台であったことを考えると、この数字は特に素晴らしいことです。このうち、614,165台がモデル3とモデルYでした。
しかし、今回の報道では、テスラのバッテリー推進は、中国での事業だけに焦点を当てたものではないことが指摘されています。同メディアは、業界関係者の話として、テスラのネバダ州ギガファクトリーテキサスの生産能力も、来年には40GWh以上に拡大すると予想しています。
興味深いことに、この業界筋は、パナソニックとLG化学の両社が米国のバッテリー施設の拡張に関与していることも示唆しています。
CATLは、テスラが2022年に45GWhものバッテリーを注文をすると報じられたことについて、コメントを控えています。
しかし、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、テスラがあらゆるサプライヤーから調達できるすべてのリチウムイオンバッテリーを必要としていることを過去に明らかにしており、このような注文の可能性は大いにあると考えられます。
マスクCEOは、テスラが自社開発した次世代の4680型セルバッテリープログラムは、決してバッテリーパートナーを見捨てることを意味するものではないと述べています。これは、テスラが拡大する電気自動車やエネルギー製品のために、電池の供給量を増やすための手段にすぎません。
テスラの事業において、LFPバッテリーの役割はどんどん大きくなっています。LFPバッテリーは、テスラのエントリーグレードに使用されているだけでなく、テスラのエネルギー貯蔵製品(大型蓄電池)にも使用されています。その中には、テスラの主力製品である3MWhの蓄電ユニット「メガパック」も含まれており、これは電力系統グリッド使用に特化して設計されています。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
確かに株主総会で、とにかくバッテリーが必要だとイーロン・マスクは言ってました。
テスラ関連の最新記事を毎日AM7:00にアップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。
▼▼テスラ 紹介コード は以下から▼▼
人気記事
新着記事
※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。