4680型リチウムイオンバッテリーセル開発完了?

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最近、パナソニックがテスラ株を全て売却しというニュースのあとに、テスラと世界最大のバッテリーメーカーであるCATLが2025年までのリチウムイオンバッテリーに関する長期契約を結んだというニュースがありました。また直近では、サムスンとLGエナジーソリューションが次世代型セルの4680型バッテリーセルの開発が完了したというニュースが有りましたのでそれの報告と、左ハンドル市場である韓国でもテスラ車が圧倒的に売れている状況を今回は報告したいと思います。

サムスンとLGが4680型バッテリーセルの開発完了

サムスンSDIとLGエナジーソリューションは、2020年にテスラが開発を公表した4680型リチウムイオンバッテリーセルの開発を完了したとのことです。両社は、電気自動車業界の革新的トップメーカーであるテスラからの契約を獲得するために競い合っています。

4680cell
Photo courtesy of Tesla, Inc.

7月13日、コリアヘラルド誌の関係者は、サムスンSDIとLGエナジーソリューションが、より大きく、よりパワフルな4680型バッテリーセルのサンプルの開発を完了し、現在テストを行っていると報じました。
「サムスンSDIとLGエナジーソリューションは、円筒形の4680型セルのサンプルを開発し、現在、彼らの施設で構造的な整合性を確認するために様々なテストを行っています。また、彼らは4680型セルの仕様をベンダーに提供しています」と、この件を知る業界ハイクラスの関係者は語っているようです。

今年3月、コリアヘラルド誌は、サムスンSDIの社長兼CEOであるユン・ヨンヒョン氏から、同社が既存の2170型セルよりも大きな新しい円筒形セルを開発しているという情報をすでに得ていました。しかし、その正確な仕様については確認ができない状況でした。
4月には、サムスンSDIと現代自動車が2170型セルより大きく4680型セルより小さい次世代円筒形セルを共同開発していることが明らかになっているので、ユン・ヨンヒョン氏がこのことを3月に話していた可能性もあります。

しかし、業界関係者によれば、サムスンSDIにはテスラにおける既存のバッテリーセルサプライヤーに新たに加わるチャンスがあるということです。同社は現在、米国で初の電池製造工場の建設を計画しており、テスラと協力して4680型セルのリチウムイオンバッテリーを供給すれば、サムスンの開発に大いに役立つと考えられます。

また、LGエナジーソリューションは、2020年10月の決算発表会で4680型セルの開発を示唆していましたが、その後の試作品の完成は否定しています。2021年2月、地元証券会社のメリッツ証券は、LG エナジーソリューションが 「世界初の4680型セルの量産を完了し、顧客に供給した」と発表しました。また3月には、2023年に4680型セルを生産する予定であることが明らかになりました。そのために、米国や欧州でのバッテリー製造工場建設を検討しているということでした。

現時点では、テスラは4680型リチウムイオンバッテリーセルの供給に関してどことも契約しておらず、自社で積極的に開発を進めていると言われています。

モデル3とモデルYが韓国上半期EV販売台数トップ2

テスラは、上半期の韓国における電気自動車市場でリーダーとなりました。モデル3が最も売れているEVとなり、モデルYがしっかりとランキングの2位を獲得しました。

テスラは、2021年上半期に販売されたすべての乗用車用EVの43%のシェアを獲得し、韓国のEV市場を支配しています。また、同時期に韓国で販売された輸入車の市場では、テスラが81.4%という圧倒的なシェアを占めています。

CarIsYouのデータによると、上半期にテスラはモデル3とモデルYを含む11,629台のクルマを韓国で販売し、前年同期比64.3%の増加を記録しました。そのうち、6,275台がモデル3で、同国で最も売れたEVとなりました。モデル3は、2020年においても韓国で最も売れたEVであり、今年も同様に1位になる可能性は十分にあります。しかし今、モデル3には、その弟分であるモデルYという新たな熱いライバルが市場に登場しています。

テスラは2021年上半期に、2月に販売を開始したばかりのモデル Yを5,316台販売しました。この状況から考えられるのは、今年の年初からモデルYが市場で販売・納車されていれば、2021年で最も売れているEVになっている状況でしょう。コンパクトSUVというカテゴリーは非常に人気の高いボディタイプなので、2021年いっぱいはモデルYが主導権を握れると考えるのが妥当でしょう。

1テスラ モデル 36,275台
2テスラ モデル Y5,316台
3現代 Ionic 54,652台
2021年上半期EV販売ランキング

このように、2021年上半期のEV市場では、テスラモデル3が6,275台を販売して1位となり、モデルYは5,316台で2位を堅持しました。3位は現代自動車のIonic 5で、登録台数は4,652台となりました。上半期に韓国で販売された乗用電気自動車は26,632台で、そのうち11,629台がテスラという圧倒的な結果です。これらの数字は、テスラが韓国の消費者の心をつかみ、このカリフォルニアのブランドが明らかに優位に立っていることを物語っています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

サプライヤーとしても、EVマーケットとしても日本はかなり立ち遅れていますね。

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