車載バッテリー世界一の中国CATL、150万kmで15年保証のEV用バッテリーを発表

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Credit:CATL
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中国の車載バッテリー世界シェアNo.1EVバッテリーメーカーCATLは、最大150万kmで15年間保証する画期的な新バッテリーパックを発表しました。

新しい長寿命EVバッテリーを発売

CATLは、バスや様々なクラスのトラックなどの商用車をパワーアップするために、ユートン・バス社とバッテリーパックを発売しました。中国最大のバスメーカーの一つであるユートンは、新しいバッテリーパックは今後発売される電気自動車に使用されると発表し、同社によると、新型の長寿命EVバッテリーは、最初の1,000サイクルを通じて劣化ゼロとのことです。

CATL製の新しいEVバッテリーパックは150万kmで15年保証となっています。ユートンはこの長寿命バッテリーを業界初と発表しています。

同時にこのバス・メーカーは、10年で100万kmの寿命を持つ別のバッテリーも発表しました。

CATLとユートンは2012年、新技術や新素材を探りながら商用車用バッテリーを共同開発する10年間のパートナーシップを初めて締結していました。このパートナーシップは、両社のリソースを活用し、新型車両とバッテリーの海外展開を計画しています。

Credit:Yutong

ユートンのバスはCATL製バッテリーを搭載しており、すでにイタリア、フランス、英国、スペイン、カタールなど40カ国以上で販売されています。

進化するバッテリー技術

このニュースは、CATLによる最近のバッテリー技術の進歩の中で最新のものです。今年2月、CATLや他の中国自動車メーカー、そしてライバルのBYDや全固体バッテリーを開発するNioなどの業界大手とともに「オールスター」ラインナップを結成しています。

中国はすでにEV用バッテリー市場を独占しており、BYDとCATLだけで世界市場の50%以上を占めています。SNEリサーチ社のデータによると、CATL製のバッテリーが搭載されたEVの欧米での販売台数は昨年倍増しています。

BYDとCATLのバッテリーは、すでにテスラ、フォード、BMW、トヨタ、メルセデス・ベンツ、ヒョンデ、起亜、その他いくつかの大手自動車メーカーの電気自動車に採用されています。

Credit:CATL

昨年夏、CATLは新しい「神行超高速充電バッテリー」(M3P)を発表しています。この新しいLFPバッテリーは、10分で400kmの航続距離を充電することができます。更にCATLは1月、今年半ばまでにLFPバッテリーの1kWhあたりのコストを50%削減すると発表もしています。

Nioは先月、バッテリー戦略を発表した後、長寿命のEV用バッテリーを開発するためにCATLとの提携を発表しました。このニュースは、Nio初の900V電気駆動システムが先週生産ラインからロールオフした際に発表されたものです。

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