モデル3のコードネーム「ハイランド」は神話から?イーロン・マスク氏の謎のXポストを解明

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https://www.reddit.com/r/teslamotors/
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深夜にイーロン・マスク氏がXに投稿した内容から、筆者はマトリックスに不具合があるのではないかと考えています。1年以上にわたって、信頼できるテスラ関連のウェブサイトや主要メディアは、テスラモデル3を「ハイランド」と呼んできました。しかし、同社の最高経営責任者(CEO)は、ハイランドという名称はテスラの様々な文書に見られるものの、「実在しない」と述べています。この不可解なメッセージは、新型モデル3が北米で発売されてからわずか24時間後のことです。マスク氏は単に冗談を言っているのか、それとも彼の言葉に深い意味があるのか、少し探ってみました。

「ハイランド」の由来

ハイランドという言葉を最初に使ったのはロイター通信の報道です。2022年11月28日、同ニュースは「ハイランド」というコードネームを持つモデル3の改良バージョンについて、「この取り組みに詳しい4人の人物」を引用した「独占」記事を掲載しました。その名前は意味をなすもので、正確な由来は不明のままですが、興味深い説がありました。

  1. フォードへの歴史的言及: 「ハイランド」は、フォードの革命的な組立ラインの発祥地であるフォード・モーターのハイランドパーク工場を指しているのではないかという説。
  2. 映画へのオマージュ: 1986年に公開された映画『ハイランダー』へのオマージュではないかという説。この説は、映画の引用や風変わりなユーモアを好むマスク氏と一致します。

この報告から数週間後、部分的にカバーがかかったモデル3がカリフォルニアのあちこちに出現し、そこからハイランドの名は一気に広まりました。

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https://twitter.com/klwtts

マスク氏 vs 主要メディア: 波乱の物語

これまでイーロン・マスク氏と主要メディアとの関係は波乱に満ちており、対立と批判の連続でした。特にツイッターを買収して以来、彼の姿勢は際立っています。「ハイランド」の謎の背景には、このようなメディアとの戦いがあり、マスク氏の最新のツイートは別の観点から見ることができます。

「ハイランド」というコードネームを否定するような発言は、真っ向から否定しているのではなく、メディアの信頼性を傷つけるようなニュアンスなのかもしれません。大手ニュースのロイター通信がハイランドについて最初に報道したことを考えると、これは、主にテスラに関する物語に関わるメディアの報道に対する彼の広範な懐疑主義の継続と解釈されるかもしれません。

モデル3「ハイランド」の「真実」が単なる事実ではなく、マスク氏とメディアとの複雑な関係という大きな物語における象徴となるのです。マスク氏がこのメディアとの綱引きを続けるにつれ、ツイートや発言のひとつひとつが、現在進行中の「ナラティブの戦い」におけるチェスの一手となる可能性を秘めているのです。

テスラ・コミュニティの反応

本気度はさておき、マスク氏の投稿への返信にネット上では笑いが起こりました。ある人は、これが壮大なシミュレーションの一部であると考え、議論にSFのテイストを加えました。また、これはすべて巧妙なトリックなのか、それとも映画にふさわしい筋書きなのかと冗談めかして質問する人もいましたし、人気の「TMFINR」ミームも何度か登場しました。

何人かのユーザーはユーモアとパロディに傾倒し、マスク氏の不可解なメッセージにしばしば付きまとう遊び心に満ちた懐疑主義に共鳴しました。「ハイランド」は単なる社内プロジェクト名なのか、それともそれ以上の何かなのか?

噂や陰謀説も少なくなく、隠された意味や秘密プロジェクトの可能性について推測する人もいました。このため、真っ向から否定するものから真剣に理論化するものまで、さまざまな解釈が生まれました。誰が情報を漏らしているのかを特定するためにも使われたのでは?リークはたくさんありますので。YoursYour’sは、『The Office』の古典的なクリードのセリフを思い出させました。

全体的に、コミュニティの反応は、冗談、混乱、好奇心が混ざり合った活発なもので、マスク氏のツイートがしばしば生み出す魅力的で思索的な状況を示しています。マスク氏、彼のプロジェクト、そして彼の聴衆の間のユニークな関係は、たった1つのツイートが想像力と遊び心にあふれたさまざまな議論に火をつけることができるのです。

モデル3「ハイランド」のストーリーは、マスク氏の最新の発言に煽られ、謎と憶測が混ざり合っています。「ハイランド」という名称は、いくつかの内部文書に記載されているように、社内で使用されていたため、マスク氏の投稿は若干の混乱を引き起こしています。ハイランドは(最終的な)製品名の一部ではないので、メディアは先代と区別するために使うべきではない、ということなのでしょうか。

巧妙な策略であれ、誤解されたコードネームであれ、メディアの誤った解釈であれ、テスラの文化的影響力を示す魅力的な例です。そしてモデルYの新型を表す「ジュニパー」の場合は、どうなのでしょうか?

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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