昨年の電気自動車(EV)販売台数のデータが発表され、新興市場におけるテスラの経営陣に対する称賛が高まっています。テスラは、2023年に最も売れたEVのトップ10に4車種中3つもランクインし、テスラ以外のEVを合わせたトップ10を上回る販売台数を記録しました。
ケリー・ブルーブックと親会社コックス・オートモーティブが今週発表したEV販売台数によると、テスラモデルYは、2023年に米国で最も売れたEVトップ10に含まれるテスラ以外のEVをすべて上回り、合計39万4497台を販売したと推定されます。トップ10に入ったテスラ以外のEVを合わせた販売台数は24万6054台です。
モデル3は220,910台で昨年米国で最も売れたEVの第2位、モデルXは23,015台で第9位でした。その他は、シボレー、フォード、フォルクスワーゲン、ヒョンデなどのモデルがランクインしています。
2023年に米国で最も売れたEVトップ10
- テスラ モデルY:394,497台
- テスラ モデル3:220,910台
- シボレー・ボルトEV/EUV:6万2045台
- フォード・マスタング・マッハE:40,771台
- フォルクスワーゲンID.4:37,789台
- ヒョンデのIONIQ 5:33,918台
- リヴィアンR1S:24,783台
- フォードF-150ライトニング:24,165台
- テスラ・モデルX:23,015台
- BMW i4:22,583台
モデルSは、2023年に最も売れるEVのトップ10には入らず、14位にランクインしました。サイバートラックがこのデータに登場しなかったのは、おそらくまだ通常の顧客配送を開始していないためで、そのローンチ・エディション「ファウンデーション・シリーズ」は、今のところほとんど一部の従業員とセレブリティにしか納車されていません。また、この電動ピックアップトラックはまだ本格生産が開始されておらず、しばらく時間がかかる見込みです。
EV販売シェア
トップ10にランクインした自動車メーカーの大半は、ガソリン車とバッテリー電気自動車(BEV)の両方を生産していますが、テスラはEVの生産台数と販売台数で業界をリードしています。リヴィアンは上位10社の中で唯一ガス自動車を生産していないメーカーですが、ヴィンファストとフィスカーも 「100%EVクラブ」の一員として認められています。
BMWとフォルクスワーゲンを筆頭に、従来の自動車メーカーのブランド全体の販売台数に占めるEVの割合は以下の通りです。
このデータから得られたその他の知見としては、2023年の米国におけるEV販売台数のうち、モデルYが3分の1を占めるまでになったこと、パワートレインにかかわらず、ブランドとしてのテスラの市場シェアが全体で4.20%に達したことなどが挙げられます。また、2023年のEV市場は、テスラが年初に大幅な値下げを行ったことを受け、価格の下落傾向が続きました。
ケリー・ブルーブックによる2023年通年のEV販売台数は、ブランド別およびモデル別のベストセラーEVを含め、こちらからご覧いただけます。
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