世界を代表するEVメーカー、テスラとBYD。両社の電気自動車の性能は?テスラモデル3がBYDシールとドラッグレースで対決し、どちらがトップに立つかをご覧ください。
世界に先駆けた量産EVのテスラモデル3
2017年にモデル3として発表したテスラの電気セダンは、瞬く間にセンセーションを巻き起こしました。モデル3は翌年、シボレーのボルトEVを上回り、米国で最も売れたEVになりました。テスラは2017年~2019年にかけてモデル3の大量生産を実現するために「生産地獄」を経験しましたが、その努力は報われました。
2018年、モデル3は世界で最も売れたEVとなり、2020年にテスラのモデルYがトップに立つまでその座を維持しました。
今年、モデル3は世界的なベストセラートップ10に入り、ガソリンエンジンのライバルを凌駕し続けています。一方、中国の大手EVメーカーBYDは、2022年7月に待望の電気セダン「シール」を発売しました。全長4,800mmのBYDシールは、テスラモデル3(全長4,694mm)の直接のライバルとなります。
BYDの販売価格は中国でテスラ・モデル3を下回り、シールは18万9800元(約380万円)からで、CLTC航続距離は最大550kmです。テスラのモデル3は、中国では26万1,400元(約523万円)からで、CLTC航続距離は最大606kmとなります。

ドラッグレースでBYDシールに挑むテスラモデル3
欧州では、テスラモデル3 ロングレンジが最大約677kmの航続距離という仕様です。75 kWhのバッテリーと2つの電気モーターを搭載するモデル3は、推定490馬力と490 nmのトルクを発揮します。
BYDシールには、デュアルモーターによる530馬力と670nmのトルクを発揮可能です。テスラモデル3とBYDはどちらもAWDを搭載していますが、ドラッグレースではどちらが勝つでしょうか?英国を拠点とするCarwowは、最新のドラッグレースビデオで両モデルを対決させました。
テスラ モデル3は1,840kgとそれほど重くありません。また、英国では50,000ポンド(約900万円)と、搭載される技術や機能を考慮すると比較的手頃な価格です。BYDシールは英国では48,695ポンド(約880万円)からで、重量は2,055kgとやや重めの車体重量となっています。
馬力 | トルク (nm) | パワートレイン | 重量 | 価格 (UK) | |
Tesla Model 3 Long Range | 490 | 490 | Dual electric | 1,840 kg (4,050 lbs) | £49,990 ($63,000) |
BYD Seal | 530 | 670 | Dual electric | 2,055 kg (4,500 lbs) | £48,695 ($61,500) |
最初のレースでは、テスラとBYDを「エコ」または「チル」モードで対決させました。どちらも性能は限られていましたが、モデル3がシールを上回りました。
「スポーツ」モードにすると、両モデルとも性能に大きな差が出ました。しかし、どちらが速いのでしょうか?テスラ?BYD?結果は上のビデオでレースの全容をご覧ください。
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