モデル3は、値下げや優遇措置があって、いまやトヨタ・カローラとほぼ同じ価格水準となっています。
ダイナミックプライシング
今年、自動車業界は熱狂的なファンや自動車ジャーナリストとともに、テスラがあらゆる競合他社を積極的に引き離す、いわゆる価格競争に巻き込まれ、少しおかしくなっていました。それはテスラの販売台数にとっては喜ばしいことですが、ブランドイメージにとっては問題になっているのではないでしょうか?
これまでテスラを高級車メーカーと呼ぶレポートはたくさんありますが、それはEVへの参入価格が高かったからです。モデルSとモデルXはかつて10万ドル以上しましたが、これはBMWやメルセデス・ベンツなど、プレミアムまたはラグジュアリー志向を確立しているメーカーの、ガソリンエンジンとはいえ同等のモデルの最も高価なバージョンと同等でした。
確かに、価格だけが高級車というわけではありません。豪華な乗り心地や上質な素材、マッサージシートのような機能は高級モデルに期待されるものだというのが、愛好家のコンセンサスです。
最高品質というわけでもない
テスラのモデルは、最高品質のインテリアを備えていることで知られているわけではありません。実際、テスラのベストセラーであるモデル3およびモデルYについては、米国連邦および州レベルで複数の希望小売価格引き下げとインセンティブが提供されているため、価格も高級車レベルではありません。
現在、モデル3は米国においてベースとなる後輪駆動(RWD)バージョンで38,990ドルからですが、モデル3とサイズ感が似ているBMW 3シリーズはガソリンエンジンの330iでさえ44,500ドルからとなっています。
これは他のモデルも同様で、74,990ドルのエントリーレベルのモデルSは、同等のBMW i5 M60やメルセデス・ベンツEQE 500よりも安価です。
7,500ドルの連邦税額控除、州のインセンティブ、燃料節約を考慮すると、モデル3の所有コストはトヨタ・カローラと同等なのです。
誤解を恐れずに言えば、EVの価格が下がり、より多くの人がEVのハンドルを握れるようになったことは素晴らしいことですが、高級車とは憧れを抱かせるものであって、A地点からB地点に移動するだけの道具ではないというのも事実です。
そうした中でテスラは今後2万5千ドルの廉価版テスラ、いわゆるモデル2を開発中とのことです。
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