テスラ、米国でモデルS/Xをアップデート:再度の値下げ、そしてスタンダードレンジの廃止

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Credit:Tesla
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テスラは、新型モデル3プロジェクト・ハイランドを中国、日本、欧州の一部、アラブ首長国連邦などいくつかの地域で注文を受け付ける中、2つのフラッグシップ車、モデルSセダンとモデルX SUVのアップデートも米国で実施しました。

再度の大幅な値下げ

米国におけるモデルSとモデルXの注文ページを見ると、この2つのフラッグシップEVが顕著な値下げをされていることがわかります。テスラによると、モデルSロングレンジは現在74,990ドルからとなっており、以前のスタート価格88,490ドルから15%も値下げされています。EPA(米国環境保護局)による1回の充電での航続距離は405マイル(約652km)で、フルサイズの電動セダンとしては相当お買い得なクルマです。

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テスラ最速のモデルS Plaidは、現在89,990ドルからとなっており、以前の価格108,490ドルから17%も値下げされています。この価格は、モデルS Plaidはいわばスーパーカーなので大変買い得です。一定の条件下とはいえ0-60 mphが1.99秒という性能に匹敵する車は、電気自動車であろうとなかろうと、現在の価格帯では他にないでしょう。

一方、モデルXロングレンジは79,990ドルからにこちらも大幅値下げされています。これは、従来の98,490ドルから18.8%もの値下げです。現在の開始価格では、モデルXロングレンジは8万ドルを下回る価格のSUVであるため、米国インフレ削減法(IRA)の連邦税額控除の対象となり、7500ドルの税額控除の適用となる可能性が高いと考えられます。

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モデルX Plaidは、モデルSと同様、89,990ドルからとなっており、以前のスタート価格108,490ドルから同じく17%も値下げされています。モデルX Plaidは、そのパフォーマンスとユーティリティを考慮すると、以前の価格ですでにかなりお買い得でしたが、価格が下がったことで、0-60 mphのタイムが2.5秒というフラッグシップSUVはかなりお買い得になりました。

先日発売されたばかりのスタンダードレンジは廃止

興味深いことに、テスラは最近のアップデートでモデルSとモデルXのスタンダード・レンジ・オプションを削除しました。ちなみに、モデルSのスタンダード・レンジのオプション前の価格は78,490ドルで、1回の充電での航続距離は320マイルでした。モデルXスタンダードレンジの価格はオプション前で88,490ドルで、1回の充電での航続距離は269マイルでした。両車両とも、より低い航続距離を実現するためにソフトウェアで制限をかけたと言われています。

また、テスラは同時に最近のアップデートで、モデルSとモデルXのすべての塗装オプションを完全無料にしたことも注目に値します。これにより、ウルトラ・レッドのようなプレミアム・カラーでさえも追加料金が不要になりました。このような変更は、間違いなくモデルSとモデルXのフラッグシップのステータスにふさわしい、2台の車のより人目を引く色を選ぶ顧客の動機付けになりそうです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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