テスラの新しいスタンダードレンジバージョンのモデルSとモデルXは、今週初めに最初に推測されたように、ソフトウェアで機能制限されます。スタンダードレンジのモデルSとモデルXは、ロングレンジバージョンと同じ容量のバッテリーパックを搭載し、その容量の一部をソフトウェアでロックして納車されます。つまり、あくまでハードはロングレンジもスタンダードレンジも同じもの、という事です。
テスラのソフトウェアロック、おなじみの戦略
テスラはこれまでにもソフトウェアロック戦略を採用し、製造プロセスの合理化を図ってきました。新しいスタンダードレンジのモデルSとモデルXもこのアプローチの例外ではありません。これらの車には、ロングレンジ車と同じバッテリーパックが搭載されていますが、容量の21%がソフトウェアでロックされています。
これに対してテスラアプリからバッテリー容量のソフトウェアロックを解除し、将来的に追加の充電容量=後続機可能距離の延長、を行う可能性について尋ねたところ、テスラのサービスセンターからの回答は一貫していませんでした。あるアドバイザーはきっぱりと「ノー」と答えましたが、別のアドバイザーは明確な答えを出しませんでした。
これまでテスラは、大規模な自然災害時に一時的に航続距離を伸ばしてオーナーを支援するなど、ソフトウェアロックされたバッテリーに対して柔軟に対応してきました。これは、ビジネスと消費者の両方の観点から意味をなすオプションとなっています。
新しいスタンダード・レンジ、機能と価格
モデルSとモデルXの新しいスタンダード・レンジ・バージョンは、手頃な価格と性能の魅力的なバランスを提供します。モデルSスタンダードレンジの価格は78,490ドル(約1140万円)で、航続距離は320マイル(約515km)、モデルXの価格は88,490ドル(約1287万円)で、航続距離は269マイル(約433km)です。
これらの新バリエーションは、テスラのお手頃モデルとハイエンドのラグジュアリーモデルの中間を求める購入者のニーズに応えるものです。
テスラの戦略的な一手
テスラがこれらのスタンダードレンジのバリエーションを導入することを決定したのは、より費用対効果の高い高級電気自動車に対する市場の需要への対応と見ることができます。テスラのラインアップのギャップを埋めるものであり、ブランドのコアバリューを犠牲にすることなく、プレミアムモデルSとXへの、よりアクセスしやすいエントリーポイントを提供します。これはテスラが現在進めている、より幅広い顧客層にアピールするための取り組みに沿ったものです。
テスラの新しいスタンダードレンジのモデルSとモデルXのソフトウェアロック戦略は、革新的な製造と市場ポジショニングのアプローチを継続します。テスラが将来、バッテリー容量の追加ロックを解除するオプションを提供するかどうかは、まだ今のとことはっきりとはしていません。
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