ニュルブルクリンクのラップで7分25秒231を記録したテスラ モデルS Plaidは、先日発売が開始されたトラックパッケージの他に、ヨーク・ステアリングの代わりに丸型ステアリングを採用しています。
ポルシェ・タイカンの記録を8秒以上更新
テスラ モデルS Plaidがラップレコードを更新し、再び市販電気自動車のニュルブルクリンク・ノルドシュライフェの王者となりました。
先日北米でようやく発売が開始されたトラック・パッケージを装着したモデルS Plaidは、6月2日、ポルシェ・タイカンのこれまでの記録をなんと8秒以上更新し、市販EVのラップ新記録を樹立しました。
正確なラップタイムは7分25秒231で、モデルS Plaidはフェラーリ エンツォとメルセデスSLS AMGブラックシリーズの間に位置する立派な仲間になりました。
これまでの市販EVの記録は、2022年8月にポルシェ・タイカン・ターボSが、12.94マイルの恐るべきルドシュライフェ・コースを7分33秒で走破したものでした。タイカンは、その1年前にテスラモデルS Plaidが打ち立てた前記録を2秒以上短縮していました。
モデルS Plaid(トラックパック付)は、ニュルブルクリンクで市販EVのラップレコードを更新しました。
でもなぜモデルS Plaidはニュルブルクリンクのラップタイムを8秒も縮めることができたのでしょうか?
最高時速322kmのトラックパッケージ
トラックパックはレース用に、新しいブレーキとタイヤを追加し、最高時速200マイル(約322km)を実現するものなので、答えは明白です。
具体的には、トラック・パッケージには、アルミニウム製鍛造Zero-Gホイール、トラック用のグッドイヤー製スーパーカー3Rタイヤ、カーボン・セラミック・ブレーキ・キット(炭化ケイ素製ローター、一体型鍛造キャリパー、高性能パッド、トラック用ブレーキフルード)が含まれています。
しかし、テスラが投稿した記録走行の車載映像には、モデルS Plaidが2021年よりも10秒速く走ることができたもうひとつの手がかり、「丸いステアリングホイール」が写っています。2年前に記録を出したモデルS Plaidはヨーク・ステアリングを採用していましたが、これは安全性に欠け、サーキット走行には有効でないと判断する人が多かったようです。
モデルS Plaidの新記録に丸型ステアリング・ホイールがどれだけ貢献したかは分かりませんが、丸型ステアリング・ホイールを装着したということは、少なくともニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでラップレコードを達成するためには、ヨークよりも従来のホイールが優れていることをテスラが追認したことに等しいでしょう。
テスラ モデルS Plaidが時速289キロメートルもの高速を記録する様子は、以下のビデオでご覧いただけます。
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