テスラ、完全自動運転FSDを中国に導入するために、現地オペレーションチームを募集中との報道

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中国現地メディアによると、テスラは完全自動運転ソフトウェアFSD(Full Self-Driving)を中国市場に導入するため、まずは20人程度の現地オペレーションチームを結成する計画とのことです。

データセンターも中国国内に

テスラは、FSD(完全自動運転)機能を中国に導入するため、現地オペレーションチームを募集しているとの新たな報道がでました。米国の電気自動車(EV)メーカー・テスラは、中国市場にFSDを導入するため、当初は約20人の現地オペレーションチームを結成する計画であると、現地メディアの36krが8月15日に報道されました。

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テスラはすでに本社からこの件に関するエンジニアを中国に派遣し、トレーニングを行っていると、業界チェーンに詳しい情報筋の話として報道しています。

一方、テスラは中国に数百人規模のデータラベリングチームを設立しようとしており、これはFSDのアルゴリズムを訓練するための準備であるとのことです。さらに、テスラは車両データ保存のプライバシーや安全保障上の問題について明確な解決策を示したとのことです。

8月14日、テスラは声明で、中国国内にデータセンターを設立し、中国で販売された車両から生成されたデータはすべて中国国内に保存されるとのことです。

FSD試用ライセンスの取得に少なくとも3ヶ月必要

テスラが上海で FSD テストを実施する場合、一時的なライセンスを申請する必要があり、2 週間の試験運用と地元当局の承認後、長期的なテスト資格を取得できると、報告書は関係者の話を引用して伝えています。この資格取得には少なくとも3ヶ月かかるとのことです。

5月12日、上海市当局者は、テスラとの協力をさらに深め、自動運転やロボット工学を含むテスラのビジネスを上海で推進すると発表しています。

これは当時、広く議論を呼び、上海がFSDの中国進出を支持するシグナルと見なされました。

現在、テスラの全車両には無料のベーシックな機能となるオートパイロット(AP)ソフトウェアが搭載されています。また、テスラは有償オプションとして強化型オートパイロット(EAP)、FSDベータ・ソフトウェアを提供しています。

EAPとFSDベータの価格は、米国ではそれぞれ6,000ドルと15,000ドル、中国ではそれぞれ32,000人民元(約64万円)と64,000人民元(約128万円)となっています。

6月9日、CITICセキュリティーズのアナリストである梁毅斯氏のチームは、テスラのFSDが中国に進出する流れが鮮明になっており、現地の電気自動車のインテリジェンスを加速させることが期待されると指摘しています。しかし、この研究チームによると、これを実現するには、データ収集の資格とスーパーコンピューティングセンターという2つの大きな問題が残っているとのことです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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