テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2日、同社の2023年第2四半期決算説明会で、「より多くの車両を生産するためにマージン(粗利)を犠牲にすることは理にかなっている」と述べ、経済情勢が不透明な中でもさらなる価格引き下げを示唆しました。
度重なる値下げ
テスラは今年、価格調整、主に値下げによって需要を喚起し、車両の注文を増やしてきました。テスラは、値下げについて、ある程度定期的に行う通常の分析以外に具体的な戦略はないと述べていますが、注文者数に基づいてその都度価格を調整し続けているようです。
テスラは、この1年で市場に参入してきた競合他社に対する優位性を維持するため、年初に大規模な値下げを実施しました。これに加えて急速充電スーパーチャージャー・ネットワークは、北米でテスラのNACSコネクターを選択した様々な自動車メーカーに開放されており、値下げ戦略は競合他社にも影響します。
それでもマスク氏は、昨日の市場終了後の決算説明会で、厳しい経済状況にもかかわらず、生産台数を増やすためであれば、価格を引き下げ、利幅を犠牲にすることは理にかなっていると以下のように繰り返し述べました。
「より多くの車両を生産するために利幅を犠牲にすることは理にかなっていると思います。」
今後も値下げの可能性
マスク氏はまた、現在のような不安定な市場環境では値下げもあり得ると以下のように表現しました。
「市況が安定していれば、価格は安定すると思います。」
テスラは今年第2四半期まで値下げを続けており、第3四半期に状況が変わるかどうかは不明ですが、市場の安定性に関するマスク氏のコメントから、状況が変わり続けることは比較的間違いなさそうです。そしてアナリストもテスラが値下げを続けるだろうと予測しています。
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