フロントエンドとリアエンドはまだカバーで覆われていますが、縦型の方向指示器の様子がよくわかります。
縦型方向指示器
製品場第1号が出てきたサイバートラックの話題で持ちきりな昨今、テスラがもうひとつ重要な発表を控えていることを忘れがちです。
テスラの新型モデル3「プロジェクト・ハイランド」が通り過ぎるのを見つけたRedditユーザーのgio6aによって、いつものように一部カモフラージュをされた状態で高速道路を走行する姿が撮影されました。動画はわずか17秒ですが、黒いカモフラージュで覆われているにもかかわらず、このプロトタイプのフロントとリアエンドの様子をよく観察することができます。
テスラはこのリフレッシュ版モデル3について、フロントエンドとリアエンドを覆い続けており、プロジェクト・ハイランドがこれらの部分で大幅なデザインのアップデートをもたらすことを示唆しています。
これまでの報告や目撃情報によると、フェイスリフトされたテスラモデル3は、新しいヘッドライトとバンパーを備えたフロントエンドのデザインが変更され、テールライトとディフューザーを変更したリアエンドもリフレッシュされるとのことです。テールライトといえば、このビデオではアンバーの縦型方向指示器が機能していることも確認できます。
Project Highland Spotted
by u/gio6a in teslamotors
今回とは別に5月にカリフォルニア州で目撃されたテスト・プロトタイプでは、ハードウェア4（HW4）オートパイロット・コンピューター用のカメラも更新されているようです。
第3四半期に生産開始
いわゆるプロジェクト・ハイランドは、アルミ鋳造一体成型ギガキャストの使用によるところが大きく、組み立て時に必要な部品点数が少ないため、製造が容易になると言われています。これによりコストが大幅に削減されるはずですが、テスラがその結果価格を引き下げるかどうかは今のところ未定です。
今回のテスラモデル3のリフレッシュ版には、ステア・バイ・ワイヤ、車内のマルチカラー・アンビエント照明の再設計、サウンドシステムの改善、乗り心地を向上させたシートなどの新機能も含まれる見込みです。さらに、キャビンのウッドトリムはファブリック仕上げに変更されると言われており、おそらくモデルSとモデルXに見られるものと同じアルカンターラ仕上げになると考えられます。
公式の発表がない以上、モデル3のリフレッシュ版について書かれていることは、全てが推測の域を出ません。5月に開催された年次株主総会「サイバー・ラウンドアップ2023」でテスラは新型車のシルエットを公開しましたが、このシルエットはモデル3にかなり似ていました。イーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は、まだ発表する時期ではないと述べ、「適切な、専用の製品発表」を約束しました。
それがいつになるかは誰にも分かりませんが、以前の報道では、テスラは2023年の第3四半期にリフレッシュ版のモデル3の生産を開始すると言われていました。
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