イーロン・マスクCEO、テスラの完全自動運転ソフトウエアなど喜んで他の自動車メーカーにライセンス供与したい

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スーパーチャージャーネットワークへのアクセスでフォードと協力する契約に続き、テスラCEOのイーロン・マスク氏は、テスラがオートパイロット、完全自動運転、EV技術を他の自動車メーカーにライセンスすることに前向きであると述べています。

買い手はいるのか?

今から遡ること9年前の2014年、テスラはすべての特許を「オープンソース」にすることを発表しました。それから約10年、オープンソース化された特許に基づき、他の企業がテスラの技術の一部を積極的に利用しているのか、利用しているとすれば何が使われているのかは全く不明です。

しかし、特許にアクセスできることと、その技術を使うことで訴えられることがないことは、別の話です。

一般的には、技術を直接ライセンスし、その技術を設計した会社と協力することが、技術を採用するためのより良い方法です。例えば、フォードは、テスラが設計したNACS充電規格を実施するために、テスラと協力することを決定しています。

今回のテスラとフォードの技術共用の進展は、テスラがダイムラーやトヨタとの初期の提携以来、他の自動車メーカーと直接協力する可能性を開くものです。

GMのメアリー・バーラCEOが電気自動車でテスラがリードしていることを認めたという記事に対するコメントで、マスク氏は「オートパイロット/FSDやその他のテスラ技術のライセンスを喜んで与える」と発言しています。

テスラは、他の自動車会社にとって、できる限り役立つ存在でありたいと考えています。
数年前、私たちはすべての特許を自由に利用できるようにしました。
現在では、他の企業がスーパーチャージャー・ネットワークを利用できるようにしています。
また、オートパイロット/FSDやその他のテスラ技術のライセンス供与も喜んでお受けします。

2021年当時、マスク氏は他の自動車メーカーと自動運転技術のライセンスについて初期に話し合いを持ったと発言していましたが、それは結局何にもつながりませんでした。

Credit:Tesla

今回は違うのか?

イーロン・マスク氏は、他の運転支援システムを過小評価しているのかもしれません。FSDについては、テスラが自社のクルマで機能することを証明するまでは、他の自動車メーカーがライセンス供与を希望することはないでしょう。

その不完全な機能から、現在のFSDベータ版に興味を持つ人がいるとは思えません。テスラがFSDの不具合を解決できるのであれば、もちろんですが、今は無理でしょう。

オートパイロットについては、とても良いソフトウエアですが、GMのスーパークルーズやフォードのブルークルーズもとても良いものです。運転支援システムに関わる技術を持たない中小の自動車メーカーが興味を持つことはあっても、大手自動車メーカーが興味を持つことはないでしょう。

テスラのEV技術については、買い手がつく可能性があると思います。テスラのバッテリーパックの設計、ドライブトレイン、パワーエレクトロニクスは、EV業界を相当リードしています。

特に電気自動車で遅れをとっている自動車メーカーには、もっとテスラのEV技術を採用していく必要があると考えられます。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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