テスラサイトの新車オンライン・コンフィギュレーター(注文画面)ではどこの欧州諸国でも同じモデルですが、ドイツとその他のヨーロッパ諸国のテスラの在庫車販売のページでは、先週末にモデル3について大きな変化がありました。公式のオンライン・コンフィギュレーターには掲載されていない新しいバージョンの購入が可能なのです。これまでテスラは、今回新たに在庫車として販売された モデル3 ロングレンジ RWD を欧州のビジネス顧客向けにのみ導入していました。それが今回、個人向けの在庫にもなったということは、近いうちに定期的に販売されるようになるのかもしれません。
バッテリーはLGエナジー・ソリューション製
ドイツのオンライン在庫では、5月14日の日曜日にそれなりの台数を見つけることができたモデル3 ロングレンジ RWDは、月曜日の朝にはすでに姿を消していました。しかし、例えばフランスやスペインでは、いくつかのモデルがまだ入手可能なようです。また、オブザーバーサイト経由では、ドイツでも新バージョンのモデル3を手に入れることは可能なようです。これによると、ドイツでは少なくとも46,970ユーロ(約694万円)でとなっており、これは、全輪駆動(AWD)のモデル3ロングレンジよりも約5,000ユーロ(約74万円)安い水準です。
ドイツのフォーラムTFF(Tesla Fahrer und Freunde:テスラとその仲間たち)からの信頼できる情報によると、モデル3の新バージョンは、ロングレンジ AWDやパフォーマンスと同じLG エナジー・ソリューション製のNMC(ニッケル・マンガン・コバルト:3元系)バッテリーを搭載しています。ただし、モーターは2つではなく、リアに1つだけ搭載されています。このため、通常であれば航続距離がAWDタイプよりも伸びるはずですが、テスラは既存のすべての車両について620kmとしています。この航続距離は、コンフィギュレーターで18インチホイールで626kmと「推定」されているモデル3 ロングレンジ AWDよりも少し短く設定されています。
私たちが得た情報によると、内部的には、テスラは4月中旬にモデル3 ロングレンジ RWDを導入する際に、ビジネス顧客向けのWLTPによる航続距離を最大634kmと説明していたとのことです。そのため、ロングレンジ AWDと比較すると、この比率が正しいことになり、実際にTFFメンバーのeivissa氏は、テスラが今のところ恐らく新型を19インチホイールでWLTPの航続距離テストに出したのだと仮定しました。「WLTP推定値」とも記載されている620kmという値は、したがってこの19インチホイールバージョンを指し、標準の18インチサイズではもっと航続距離は長くなる可能性があります。
インテリアはブラックのみ
モデル3 ロングレンジ AWDとのもうひとつの違いは、RWDバージョンの新型ロングレンジには「パーシャル」プレミアムインテリアしか用意されないということです。これは、サブウーファーなどのスピーカーが使えなくなることを意味すると言われています。また、テスラの4月の情報では、白いシートで注文することはできず、実際、月曜日に入荷した車両は、内部がすべてブラックインテリアでした。更にテスラは、モデル3 ロングレンジ AWD(このバージョンのモデルYも同様)と同じらしいが、バッテリーの保証を、通常の20万キロではなく、最大16万キロまでとしているようです。
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