テスラに関しては、米国よりも欧州の方が恵まれている面もあります。同社は新型車をまず自国で提供するのですが、導入後は現地での品揃えが少なくなることが多い。例えば、モデルYは欧州とアジアでは小型バッテリーと後輪駆動(RWD)のベーシックバージョンが用意されているのですが、米国では用意されておらず、更に米国においてテスラは2022年8月にモデル3のミッドサイズバージョンを廃止しています。今回の情報によると、現在米国では提供されていないモデル3の別のバリエーションがヨーロッパで追加されているとのことです。
モデル3 RWD ロングレンジは個人顧客向けではない
来週の金曜日から、モデル3は後輪駆動で航続距離が長いロングレンジ(RWD LR)バージョンの注文が可能になることが、信頼できる情報源から判明しました。これは、テスラが2017年半ばに米国でモデル3のデリバリーを開始していたバージョンの復活を意味します。その後、ヨーロッパでも発売されましたが、長くは続かず、2018年末にテスラは全世界でモデル3 RWDロングレンジをオンライン・コンフィギュレーターから外し、2019年半ばからは電話やチャットでの注文もできなくなりました。
しかし、欧州での復活には、小さくないキャッチフレーズがあります。当面の間、テスラはこのモデル3の4番目のバリエーションをビジネス顧客にのみ提供したいと考えており、つまり、個人による注文には対応しないとのことです。B2Bチャネルを通じてのみ提供され、一般のコンフィギュレーターには表示されません。大口顧客は、テスラのビジネスポータルサイトに自分のアカウントを持っていて、注文ができる仕組みになるようです。
欧州の個人顧客への展開が計画されているかどうか、おそらく初版と同様にオンライン・コンフィギュレーターの外でのみ展開されるかどうかは、確認できない状況で、今のところ具体的な計画もないようです。少なくとも、4月21日に予定されているモデル3RWD LRのビジネスオーダーの有効化後、初めてビジネス顧客向けに独占的に提供されるはずです。ただし、このテスラが欲しい個人は、その法人を通してレンタルやリース、サブスクリプションでの導入が可能なはずです。
法人向けテスラ内装はブラックのみ
今回の情報によると、現行のミッドサイズモデル3(全輪駆動・大型バッテリー搭載-AWD LR)との価格差は4000ユーロ(約60万円)程度になるはずです。テスラが軒並み再値下げしたばかりのドイツでは、補助金がすでに差し引かれた47,000ユーロ(約692万円)ということになります。また、航続距離はWLTPで634キロメートルと、モデル3AWD LRのそれ(626キロメートル)よりも幾分長くなっています。フロントのモーターが削減される以外に、この法人向けはプレミアム・オーディオ・システムを搭載せず、ホワイト・インテリアを注文することはできません。また納車開始は6月の予定とのことです。
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