あまり日本では報道もされませんが、日本国内メーカーが得意とする自動車産業は100年に1度とも言われる産業構造の激変が起こっています。つまり内燃機関車から電気自動車への急激なシフトが起こっっているのです。下のグラフは国際エネルギー機関IEAが公表した、2010年以降の電気自動車販売台数のタイプ別推移で、直近の2022年は前年比55%もの拡大を示しています。
このような急激な変化はひとえに、世界的な脱炭素や持続可能社会の実現など非化石燃料からの脱却、再生可能エネルギーの拡大の動きによります。
今回は、こうした動きを受けて昨年世界で一番電気自動車を販売したテスラ社のエントリーグレード電動セダン、テスラモデル 3RWDを実質およそ400万円で購入する方法のご紹介です。
先にお伝えしておくと、実は複雑な事は全くなく国と地方自治体(東京都:もちろん住民票があることが必要)の補助金を利用するだけなのです。
国の補助金は65万円
テスラ購入の場合の補助金活用は以下の表のとおりです。車両本体に国から65万円の補助金が付きます。テスラにはV2H(Vehicle to Home:自動車のバッテリーから住宅に給電)やV2G(Vehicle to Grid:自動車のバッテリーから系統電源に逆潮)の仕組みが提供されて無いので、充電などの周辺設備の補助金は対象外ですし、車両本体への補助金も65万円に制限されています。
補助金交付団体 | 車両本体 | 充電など周辺設備 |
国 | 65万円 | 対象外 |
地方自治体 | 自治体による | 自治体による |
この国の補助金に上乗せして地方自治体の補助金が使える場合があります。実は電気自動車への補助金額が一番充実しているのが東京都ですので、次にその東京都の補助金を見ていきましょう。
東京都の補助金は「3階建て」
東京都の補助金は少し複雑な3階建て+アルファの構成となっています。順に(1)基本補助額、(2)自動車メーカー上乗せ補助額、(3)再生可能エネルギー電力導入上乗せ補助額という構成となっています。
(1)基本補助額
この表が基本補助額を表します。個人購入のEVの場合でテスラのように給電機能がない場合には35万円の補助金ということになります。
余計なことですがPHEVが同じ額というのは少し疑問が残りますが…。
(2)自動車メーカー別の上乗せ補助額
下の表が先日4月28日に公表された自動車メーカー別の上乗せ補助額です。5万円と10万円の違いがありますが、これは昨年度にどの程度EV(とPHEV)を都内で販売したかによって決められ、テスラは見事、日産、三菱と並んで10万円の上乗せ対象メーカーとなっています。
(3)再生可能エネルギー電力導入補助額
3つ目の補助額の増額要素は、電力供給が再生可能エネルギー由来かどうかです。通常のエネルギー会社であれば提供している再生可能エネルギー100%の電力の契約をすれば15万円、そして太陽光発電設備がついている(つける)場合には30万円が増額されます。
また、この再生可能エネルギー電力導入補助金の増額は、電力契約か太陽光発電設置かどちらか一方になり、両方合わせてもらうことはできません。仮に、初期費用は全く不要な再生可能エネルギー100%の電力にしても、電気代はさほど高くなりませんので(絶対とは言いませんが)この15万円をもらっておくほうがお得です。
テスラモデル3を400万円で購入する方法
ということで、ここまでをまとめると以下のようになります。
車両 | 車両価格 | 補助金 | 実質価格 |
テスラモデル3 RWD | 536万9千円 | ─ | 536万9千円 |
国の補助金 | 65万円 | 471万9千円 | |
東京都の補助金(1)基本補助額 | 35万円 | 436万9千円 | |
東京都の補助金(2)自動車メーカー上乗せ | 10万円 | 426万9千円 | |
東京都の補助金(3)再エネ電力契約有り | 15万円 | 411万9千円 | |
東京都の補助金(3)太陽光発電有り | 30万円 | 396万9千円 |
つまり、事実上以下の条件でおよそ400万円で、テスラモデル3が手に入るということですね。
- 東京都に住んでいる(住民票が必要で、4年間引っ越しできません)
- 再生可能エネルギー100%の電力契約を結ぶ(大きなエネルギー事業者は提供してます)
注意する必要があるのが2つあり、一つは補助金は自動車の登録の後から申請し実際にその金額が振り込まれるのは3〜6ヶ月かかるということ、もう一つは4年間東京都に住む(住民票が東京都にある)必要があります。もちろん、4年以内に売却するような場合には、補助金は一定の条件で返却する必要もあります。
また、今回の補助金も含めてテスラ車購入時に知っておきたい9つのポイントを以下の記事でまとめていますので、そちらも参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。それにしても東京都に住んでいる人がなぜもっと電気自動車を買わないのか不思議で仕方がないですが、購入の際には商品と交換できるポイントがもらえるテスラ紹介プログラムのご利用をお忘れなく!
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