テスラのCEOイーロン・マスク氏とカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏が、米国カリフォルニア州にあるテスラの新しいエンジニアリング施設で会談し、テスラのCEOはこの施設を同社のエンジニアリングの新しいグローバル本社にすることを発表しました。
これによりカリフォルニア州シリコンバレーにテスラの新施設ができるという噂は、事実であることが判明しました。テスラは、シリコンバレーの中心部にあるヒューレット・パッカードが以前使っていた建物を取得し、主にAIと研究開発の能力を向上させるために使用しています。本日、テスラのCEOイーロン・マスク氏とカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏がこの場所で会談し、知事はテスラの急速に拡大するAIプログラムに至近にアクセスできるようになったということです。
テスラは2月22日未明、ツイッターでこの発表を明らかにし、テスラの「カリフォルニア本社」からの発表であることを伝えました。
日経アジアは今月初め、テスラがシリコンバレー地域に大規模な施設を購入したことが判明し、カリフォルニアの新たな技術拠点を発見していました。しかし、その時の具体的な内容は不明なままでした。
テスラの新しいグローバルエンジニアリング本部は、過去2-3年にわたりテスラCEOのイーロン・マスク氏がニューサム知事を含む州当局と衝突するのを見てきた多くの人にとって、かなり衝撃的な出来事です。こうした最近のやりとりの結果、イーロン・マスク氏はテスラの本社をテキサス州に移し、現在もそこで事業を展開しています。
マスク氏もニューサム氏も、この新施設がテスラの他の領域とどのように絡み合うかについては、AIと一般的な研究開発に注力すると述べる以外には言及しませんでした。
マスク氏とニューサム氏の関係が今回のように変化したことは、特に記録的な数の企業が州から撤退していることを考えると、知事にとって間違いなく安心材料となるでしょう。テスラのこの動きによって、テスラ社はカリフォルニア州内の採用要員を大幅に増やし、他の企業にもゴールデン・ステート(カリフォルニア州のこと)がエンジニアリングと技術にとって依然として重要な場所であることを示すことになるのでしょう。
しかし、テスラとカリフォルニア州の関係は、依然としてかなり敵対的です。テスラは人種差別の疑いでカリフォルニア州当局の調査を受けており、最近ではテスラの自動運転ソフトウェアの名称をめぐって州当局と対立しています。
AIに特化したこの新しいオフィスの発表は、テスラが待望していたFSDベータv11.3ソフトウェアの導入に続くものです。より多くの人がアクセスできるようになるため、追加されたマンパワーが必要になりそうです。
テスラの新施設が、投資家とアナリストの両方に対して、同社が確固たる足場を保ち、世界的にEV市場シェアの継続的拡大に向かっていることを示すことができればよいのですが、しかし、最大の希望は、今回のグローバル技術本社によって、エンドユーザーが完全自動運転FSDの迅速な改善と実装を期待できるようになることです。
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