テスラ、中国で44万台のリコール…とはいえいつものように無線ソフトウェアアップデートで対応

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駐車時からのウェイクアップ時に、一部の車種で内部パラメーターの初期化時のソフトウェアエラーによりポジションライトが点灯しないことがあるようです。

テスラは、ソフトウェアの欠陥のため、中国で現地生産された数十万台の電気自動車をリコールし、ソフトウェアアップデートによって問題を解決する予定です。

中国の国家市場監督管理局(SAMR)のウェブサイトに本日掲載された発表によると、テスラ社は、2020年12月27日から2022年11月7日までの生産日を持つ中国ギガ上海製の電気自動車「モデル3」を計14万2277台リコールし、2021年1月1日から2022年11月11日までの生産日を持つギガ上海製モデルYを合計292,855台リコールします。結果、合計で435,132台のリコールとなりますが、いつものようにソフトウェアのアプデートで対応します。

リコールの対象となる車両の一部では、駐車からの起動時に内部パラメータを初期化する際に、車両のポジションライトのソフトウェアにエラーが発生し、車両後部の片側または両側のライトが点灯しなくなる可能性があります。

暗い環境では、ポジションライトが時々不点灯となり、車両の視認性が低下することがあり、極端な場合、車両衝突の危険性が高まり、安全上問題がある、と発表しています。

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テスラモデル3
Credit:Tesla

テスラは、OTA技術により、リコール対象地域内の車両に対してバージョン2022.40以上への無償ソフトウェアアップグレードを提供するため、ユーザーは店舗に足を運ぶことなくソフトウェアアップグレードを完了し、このリコールに対応することができます。

OTAでリコールできない車両については、テスラがサービスセンターを通じてユーザーに連絡し、当該車両のソフトウェアを無償でアップグレードする予定です。車両リコールの実施に先立ち、ユーザーは車両を慎重に運転し、リコール通知を受け取ったらできるだけ早く車両ソフトウェアをアップグレードする必要がある、とも発表しています。

テスラは上海に工場を持ち、セダンの「モデル3」のほか、クロスオーバーの「モデルY」を生産しており、前者は2020年1月から、後者は2021年1月から納車を開始しています。

中国乗用車協会(CPCA)のデータによると、中国ギガ上海製のモデル3の現地累計販売台数は10月末時点で390,669台、モデルYは403,356台となっています。

テスラによるリコールはこの1週間で2回目になります。

11月25日、SAMRウェブサイトは、輸入モデルSおよびモデルX電気自動車67,698台、輸入モデル3 2,736台、中国製モデル3 10,127台のリコールを発表したが、その大部分はOTAアップデートで解決する予定とのことです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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