テスラは中国で数万台の電気自動車をリコールしており、同社の最新のリコールの動きですが、大部分はソフトウェアアップデートで修正可能です。
中国の国家市場監督管理局(SAMR)のウェブサイトに2022年11月25日に掲載された発表によると、米国の電気自動車メーカーは、中国で2013年9月25日から2020年11月21日までの生産日付の米国から輸入されたモデルSおよびモデルXの電気自動車67,698台をリコールします。
リコール対象車の一部には、ソフトウェアの不具合によりバッテリー管理システムの誤作動が発生し、車両画面に修理の必要性や車両の安全停止を含む警告が表示される可能性があるとのことです。
発表によると、これらの警告が表示された後、車両は徐々に出力を停止するため、極端な場合には車両衝突の危険性が高まり、安全上問題が生じる可能性があるとのことです。
テスラは、OTAを通じてリコール対象車両のソフトウェアを無償でアップグレードします。アップグレードされた車両は、復帰電圧の誤報を感知する機能が向上しています。極端な話、走行中に電圧感知回路の異常を検知した場合、現在の走行サイクルが終了するまで継続的に出力を維持し、駐車することが可能になります。
OTA技術でリコールできない車両については、テスラがテスラサービスセンターを通じてオーナーに連絡し、車両のソフトウェアを無償でアップグレードするとのことです。
また、生産日が2019年1月12日から2019年11月22日の米国から輸入されたモデル3電気自動車2,736台と、生産日が2019年10月14日から2022年9月26日の中国製モデル3電気自動車10,127台のリコールも合わせて実施します。
リコールの対象となるのは、アフターマーケットでの修理・整備のため、中央2列目シートベルトを取り外した車両です。サービスセンターでシートベルトアンカーボルトを再装着した際、中央シートベルトおよび左側シートベルトバックルユニットアンカー部品が取付ボルトにねじ込まれていない車両があるとのことです。
これらの車両で衝突事故が発生した場合、シートベルトが拘束の役割を果たせず、事故時に乗員が負傷するリスクが高まるとの発表がありました。
テスラは、リコール対象範囲内の車両の2列目シートベルト装置を無償で点検し、中央シートベルトおよび左側シートベルトバックルの固定部品が適切に取り付けられていないことが判明した場合、仕様に基づき再装着を実施するとのことです。
これは、5月に中国で発生した大規模なリコールに続く、テスラの最新のリコールの動きとなっています。
5月16日、SAMRのウェブサイトは、テスラが2021年10月19日から2022年4月26日までの製造日を持つ中国製電気自動車「モデル3およびモデルY」計10万7293台を5月23日からリコールすることを発表しました。
リコールの対象となる車両の中には、DC急速充電の準備時や充電中に中央プロセッサが再起動し、ディスプレイが故障する可能性があり、テスラは当時、OTAアップデートによりこの問題に対処するとしていました。米国では先週、テスラがテールライトが断続的に点灯しなくなる可能性があるとして、32万1000台のリコールを発表しています。
また、中国乗用車協会(CPCA)が今月初めに発表したデータによると、テスラは10月に71,704台の中国製車両を販売し、うち54,504台は輸出用であったということです。テスラは上海にギガファクトリー上海工場を持ち、モデル3およびモデルYを生産しているのですが、10月の中国での小売販売台数はそれぞれ2809台、1万4391台となりました。
テスラが各四半期の前半に新車を生産するのは主に輸出用であり、10月の数字もそのパターンを引き継いでいることは注目に値します。
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