テスラ「モデルXは自殺用のおもちゃ」発言で損害賠償請求

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中国におけるテスラの法務チームは、誤報の拡散を取り締まり続けています。

テスラは、ここしばらくの間、中国において様々な詮索を受けてきました。しかし、その大半は、テスラを陥れたり、ライバルの足を引っ張ったりするためのでっち上げに起因しているようです。テスラの中国法務チームは、このような誤報キャンペーンに立ち向かい続けており、また新たな勝利を手にしたようです。

米国のEVメーカーで世界最大のEVメーカーでもあるテスラは、いくつかの特筆すべき特別待遇のおかげで、両手を広げて中国に歓迎されたように見えていました。しかし、一部の市民やメディアは、このメーカーのイメージダウンに躍起になっているようです。事の発端は、上海オートショーで起きたテスラのブレーキ不具合に関する根拠のないクレームに対する抗議行動でした。

今回の事態は、テスラが中国におけるメディアリレーション部門を強化し、事実でないことを証明するために反撃に転じたものです。それ以来、テスラは、偽の事件に基づく虚僞の拡散に歯止めをかけることに関連して、複数の勝利を収めています。

最近の話では、テスラはモデルXの所有者がこの電気クロスオーバーを「殺人」または「自殺用のおもちゃ」と呼んだことに対して、名誉毀損で訴えたのです。裁判資料ではウェン氏と呼ばれているこの所有者によると、彼の所有するテスラモデルXは「ブレーキの故障」に見舞われたということです。具体的には、彼がモデルXを運転しているときに、時速100kmから60kmに突然速度が落ちたということがあったようです。

ウェン氏はさらに、このSUVの問題があったにもかかわらず、テスラ社の誰も彼に接触してこなかったと主張しています。興味深いことに、テスラは、報告された事件の当日にスタッフがこのオーナーに連絡を取ったことを示す証拠を提出したため、この発言は虚偽であることが証明されました。

テスラのスタッフはウェン氏のモデルXを検査しようとしましたが、所有者がそれを許可しなかったと報告されています。他の裁判資料に基づいて、ウェン氏はインタビューで一貫性のない発言をしており、誤報を利用してテスラを標的にしていることが示されました。

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Credit:Tesla

裁判官は、このモデルXのオーナーが公開謝罪をする必要があると判断しましたが、これは中国でこのようなケースでは結構スタンダードなことです。何人かのテスラオーナー、ソーシャルメディアのインフルエンサー、そしてメディアまでもが、テスラに対して謝罪を行わなければなりませんでした。公開謝罪は、告発が虚偽であり、その個人や組織がテスラの名誉を傷つけるために活動していたことを世間に知らしめるのに役立ちます。

このケースでは、テスラモデルXの所有者は、地元新聞に謝罪文を掲載するよう指示されました。また、裁判所は、名誉毀損に対する罰として、このオーナーがテスラに1万人民元(約20万円)を支払うよう判決を下しました。

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