需要減?作りすぎ?テスラ、ギガ上海のEV在庫が過去最高のペースで増加

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Credit:Tesla
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2022年10月は生産台数が卸売販売台数を約1万6,000台上回りました。

テスラ最大の工場ギガファクトリー上海における生産に関する最近のデータを見ると、上海工場はフル回転で稼働しており、販売台数を製造台数が大幅に上回っていることがわかります。

10月、テスラの中国上海工場は87,706台のモデル3およびモデルYの電気自動車を生産し、これはおそらく過去最高の月間実績と考えられます(もちろんテスラが公表していないので確かなことは言えないのですが)。

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中国上海から輸出されるテスラ車
https://youtu.be/rJjkttFISw0

このような生産台数が12カ月にわたって維持されるとすると、年間生産可能台数は約105万台となり、四半期決算時に公表されたギガ上海工場の生産能力の75万台以上と比較すると、その差は歴然としています。ギガ上海は、夏の工場改修後、年間110~120万台(月産10万台)でも生産できるようになるとの報道もあったため、この数字には驚きませんが。

それでも、ロイター通信は、ここ数カ月、生産台数が販売台数を上回っていることが顕著になっていると指摘しています。10月には、その差はなんと1万6,002台に達しました(現地販売または輸出台数71,704台に対し、生産台数87,706台)。

以下はギガファクトリー上海の生産台数と販売台数の差を表しています。

  • 2021年Q3:-4,174
  • 2021年Q4:+1,181
  • 2022年Q1:-3,287
  • 2022年Q2:+2,646
  • 2022年Q3:+9,095
  • 2022年10月:+16,002

このロイターの記事によると、テスラは既存メーカー(とそのディーラー)に比べて大した車の在庫を持っていないそうですが、これも需給の割合が変化しだしている兆候なのかもしれません。

テスラが中国で受注残を消化したことで、モデル3およびモデルYの中国での価格を下げ、さらにインセンティブを追加して現地販売を増やしたことはすでにレポートしたとおりです。輸出も過去最高水準で工場の稼働率が高い状態を保っています。

10月、テスラは中国でモデル3を2,809台(前年比566%増、非常に低いベースから)、モデルY 14,391台(8%増)を販売しました。今年に入ってからの現地販売台数は、モデル3が10万2409台(前年比9%減)、モデルYが約23万3910台(同120%増)となっています。

参考までに、2021年と2022年の12カ月間で、テスラはそれぞれ13万8000台以上、15万台以上のモデル3を販売しました。2022年のモデルYの販売台数は17万台近くにのぼります。モデル3の実績はほぼ横ばい、モデルYはまだ伸びているということです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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