充電率0%以下でも約7kWhのバッテリーバッファーがあり、かなりの航続距離がありますが…
テスラモデル3 RWD(旧スタンダードレンジ・プラス/SR+)は、かなりまともなスペックで人気のEVのひとつですが、今日はエネルギー切れになったときのことを見ていきましょう。
時速90kmの中国製(MIC)モデル3 RWDは、寒冷地(-3℃)でも400kmを超える航続距離を実現しています。しかし、それはダッシュボードに表示される充電状態(SOC:State Of Charge)0%程度までの航続距離です。
今月初め、ビョルン・ナイランドは、新品のモデル3 RWDをチェックする機会を得て、通常のドライバーなら当然避けるべき充電状態(SOC)0%を超えて走らせる実験をしました。
Scan My Teslaアプリは、この車の公称バッテリー容量が約60.6kWh、エネルギーバッファ(SOC0%以下)が約7.0kWhであり、これは驚くほど高い値(全体の10%以上)であることを示しました。
今回の動画によると、SOCが0%に達した後、モデル3 RWDは56.1km(35マイル)を走行し、約6.9kWhのエネルギーを消費していることがわかります。
テスト中、ニュートラルモードに切り替えるまでは、徐々にパワーが落ちることもなく、普通に走行しており、結局ドライブモードには戻れませんでしたが、少なくとも暖房は効いていました(最後の電気を使ったのでしょう)。
ビョルン・ナイランドは、徐々に電力が低下する様子を知ることで、ドライバーに充電残量の終わりが近いことを少しでも分かってもらえる可能性があるのに対してこの挙動を批判していますが、これはメーカーの方針です。
いずれにせよ、フル充電したテスラモデル3 RWDを他の電気自動車と比較すると、最も航続距離バッファが高いことがわかります。テスラモデル3は0%になっても相当な航続距離を残していますが、他の電気自動車はとっくに0になっていますからね。
SOC「ゼロ」を超えた場合のバッテリーと航続距離のバッファーは、多くのドライバーが立ち往生するのを避けるのに役立つはずですが、同時に、このバッテリーの「底」の部分は通常の運転では考慮されないことを意味します(表示距離は物理的に可能な距離よりも短くなる)。
ビョルン・ナイランドは、インバーター付きのポータブルバッテリー蓄電システムで、テスト後に少し充電して家に帰ることができるという最終手段をもっているからこうしたことができるのです。皆さんは真似しないようにしましょう。
今回の実験の様子は以下のYoutubeでご覧ください。
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