S&Pグローバルがテスラの投資適格格付を格上げ

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S&Pはテスラの信用格付けをBB+からBBBへと投資適格に格上げしました。S&Pは20日の発表で、テスラの2022年の好調な業績が格上げのきっかけになったと述べています。

S&Pによると、テスラは今年1~9月にかけて、予想を上回る生産・納車台数を記録し、その結果、「2023年まで同社の製品に対する強い需要を満たすために、世界的な生産能力の拡大は順調のようだ」として、格付けを投資適格に引き上げました。

「テスラ社の2022年9月30日までの9ヶ月間の報告された生産台数と納車台数は、我々の予想を上回り、そのグローバルでの製造能力の増強は、2023年までの同社製品への強い需要を満たすために計画通りであるように見えます。テスラは電気自動車(EV)市場で引き続きリーダーシップを発揮しており、堅調なEBITDAマージンを支える製造効率と、以前設定したアップサイドトリガーを上回るプラスのフリー・オペレーティング・キャッシュフロー(FOCF)を持続していることから、現在テスラの信用プロファイルはより好意的に捉えられています。」と、S&Pは述べています。

2023年について、S&Pはテスラが年間200万台の自動車を供給すると予測しており、前回の150万台を上回っています。テスラは、欧州や中国を含む他の自動車メーカーとの競争が激化しても、このような数字で市場シェアを維持することができるだろうとしています。

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https://finviz.com/quote.ashx?a=117036537&t=TSLA

しかし、S&Pは今後について、テスラは「2025年末までに、世界の既存自動車メーカーや新興企業のモデル数が大幅に増加する中で、それに対抗するために製品群を拡大する必要がある」とも指摘しています。

またS&Pは、テスラの最新工場であるギガファクトリー・テキサスとギガファクトリー・ベルリンを格上げの理由に挙げ、「テスラがサイバートラックを含む将来の製品の生産増強に適した位置にある。」と述べています。

S&Pは今後、以下の場合にテスラの格付けを引き下げる可能性があるとも述べています。

  • テスラが、株主への配当、キャプティブ・ファイナンス事業やその他の事業部門の成長、買収に関してより積極的な財務方針を採用し、財務的余裕が大幅に減少した場合。
  • 成長の鈍化や予想以上の支出により、堅実なFOCFを維持できない場合。

また、これらのシナリオの下で格付けを上げる可能性もあります。

  • テスラが株主への配当、キャプティブ・ファイナンス事業やその他の事業部門の成長、買収に関してより積極的な財務方針を採用し、財務の余裕が著しく減少する場合。
  • 成長の鈍化または予想以上の支出により、堅実なFOCFを維持できない場合。
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