テスラ会長、2030年に年間2,000万台達成の鍵は中国と弁明

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テスラ社会長のロビン・デンホルム氏は、米国の電気自動車メーカーが中国に注力し、中国での事業拡大を計画していることを擁護し、2030年までに年間2000万台を生産するという目標を達成するには、すべての大陸で製造能力を確保する必要がある、と述べました。また、デンホルム氏は水曜日にキャンベラで行われたナショナル・プレス・クラブでの講演の後に以下のように語っています。

「私たちは世界中に工場を建設しています。私たちの考えでは、世界は電気自動車とリチウムイオンバッテリーに移行しており、私たちは世界中の主要な市場に参入する必要があります。」

テスラは最近、中国上海と米国カリフォルニアの工場に加え、ドイツベルリンと米国テキサスに新しい2つの工場を開設しました。テスラの中国事業は、生産ラインのアップグレード後、また今年初めのコロナ禍による都市封鎖により生産が鈍化した後、本格的に再開しています。テスラは8月に76,965台の中国製車両を納車し、今年の6月に記録した月間最高78,906台にわずかに及ばなかったという驚異の回復を示しています。

「それぞれの大陸で車両を生産することは重要です。なぜなら、長期的なサプライチェーンを設定する場合、誰かが実際に所有するまでの車両の走行距離を可能な限り短くしたいからです。」

テスラは、2021年累計で100万台弱だった電気自動車の生産台数を、2030年までに年間2,000万台とする目標を掲げています。ギガ上海工場のアップグレードだけで、工場の年間生産能力は約100万台と倍増しました。

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テスラ ギガ上海工場
https://youtu.be/esa7iC0MOJ8

テスラが米中間の戦略的競争に巻き込まれることを懸念しているかという具体的な質問に対して「世界中の市場は本当に重要なので、各大陸に製造能力を持つことは重要です。」と、デンホルム氏は答えました。

テスラは当初、2018年に中国に進出した際に数々の優遇措置を受けました。–減税、低利融資、中国国内事業の完全所有の許可、上海ギガファクトリーの猛スピードでの建設支援などを勝ち取ったのです。そのおかげで、テスラは中国を米国を除くと最も重要な市場に変えました。

しかし、注目される一連の安全事故、不満を持つ顧客による抗議活動、規制当局の監視、車に内蔵されたカメラがスパイ行為に使われるのではないかという懸念などにより、最近の関係はやや冷え込んでいる状況です。

米国の巨大EV企業は、2カ月に及ぶ上海の都市封鎖期間中、上海工場の操業を維持するために多大な努力を払い、数千人の労働者を現地に収容し、工場の床に寝かせ、週6日、12時間シフトで勤務させてその業績を上げたということです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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