テスラは、概ね4週間に1度程度、クルマの改良と新機能を盛り込んだソフトウェアのメジャーアップデートをリリースしています。
またテスラは、ソフトウェアアップデートを徐々に展開することで知られています。これにより、リスクを低減し、顧客に可能な限り安定したビルドを提供することができます。
テスラオーナーの大半は、2022.20(2022年の第20週という意味)のアップデートのいずれかを利用しており、その他のユーザーは、一部のレーダー搭載車のテスラビジョンへの移行やテスラクラウドプロファイルなどを含む2022.24を利用しています。
今回のソフトウェア・アップデート2022.28で、主要機能の1つを初公開しました。
バージョン2022.28でテスラは、テスラシアターでビデオを最小化する機能を導入します。これにより、再生中のビデオのサイズを小さくして、車の他の機能にアクセスできるようになります。
テスラは、2019年にリリースしたv10で、NetflixとYouTubeを備えたテスラシアターを初めて導入しました。テスラシアターは、プレミアムコネクティビティ加入者が、車を駐車している間にDisney+などのストリーミングサービスを視聴できるようにするものです。また、Wi-Fiに接続していれば、プレミアムコネクティビティがなくてもストリーミング動画を視聴することができます。
テスラシアターにはクイックアクションバーがあり、画面をタップすると一部の車両機能にアクセスできますが、提供される機能はかなり限定的なものです。
シートヒーターをつけたり、トランクを開けたり、その他の車両機能にアクセスしたい場合は、ビデオアプリを終了して目的の機能を実行し、アプリをリロードして再びビデオを探さなければならないので、時間がかかり、これは非常に苦痛を伴うプロセスです。
しかし、今回の2022.28では、他の機能を実行するために再生中のビデオを最小化することができるようになりました。
フルスクリーンでビデオを再生しているとき、左上隅に新しい最小化アイコンが表示され、再生中のビデオのサイズを小さくすることができるようになります。
モデル3およびモデルYでこのボタンをタップすると、通常は地図がある画面の右側部分(訳注:右ハンドルの場合は左側)に小さく表示された状態で動画を再生しつづけます。これにより、車両の下部メニューと車の可視化領域が現れ、フランク、トランク、ドアロックなどを開けることができるようになります。これで、ほとんどの機能をビデオを停止することなく実行できるようになります。
そして横にあるビデオの画面をタップすると、フルスクリーンに戻すことができます。
テスラシアターにエンターテインメントを依存することが多いオーナーにとって、これは大きな改善であり、テスラシアターの使い勝手を格段に向上させるものです。
動画の最小化・最大化時のアニメーションは、全く問題なく使えるものの、少しギクシャクした感じで、車両に搭載されたCPUの能力による制限と思われます。MCU3を搭載した新しい車両では、よりスムーズに動作するようになると期待しています。
テスラは現在、アップデート2022.28を後期テスト段階であるため、顧客には展開していません。しかし、2022.28は、今後数週間のうちに一部のお客様に展開される可能性があります。
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