テスラ、最新ソフトウェアアップデートでレーダー搭載車にカメラ映像方式の「テスラビジョン」を追加

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Credit:Tesla
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テスラは先日、最新のソフトウェアアップデート、バージョン2022.20.9の配信を開始しました。今回のようなマイナーリビジョンでは、通常、細かな修正しか行われませんが、今回のアップデートでは、いくつかの新機能が含まれているようです。

テスラビジョンへの移行

2021年5月、テスラはカメラ映像だけで自動運転を実現するテスラビジョン搭載の最初の車両を発表しました。これらの車両にはレーダーハードウェアが搭載されなくなり、代わりにテスラ車に搭載のカメラからの映像に依存するシステムになりまし

このカメラ映像だけのテスラビジョン方式は、当初はレーダー搭載車と比較して一部機能が不足していましたが、現在ではソフトウェアアップデートによりほぼ追いついています。テスラビジョンの初期バージョンには、スマート・サモン(自動車を自動運転で呼び寄せる機能)や緊急レーン逸脱防止機能が搭載されていませんでした。また、オートパイロットの速度は時速75マイル(120キロ)に制限され、最小追従距離も長くなっていました。

しかし、現在ではテスラビジョン車にこれらの機能のほとんどが追加され改善されています。現時点ではテスラビジョン車がレーダー搭載車に遅れをとっているのは、オートパイロット時の許容最高速度と最小追従距離だけです。数回のアップデートを経て、ビジョン車のオートパイロット最高速度は時速85マイル(約137km)に、追従距離は2~7車長の間で自由に設定できるようになりました。

テスラはソフトウェア・アップデート2022.20.9で、初めてレーダー搭載車にテスラビジョンを追加したようです。レーダー搭載車にテスラビジョンが搭載されるのは、私たちが知る限りでは、FSDベータプログラムに登録されている場合のみです。テスラのFSDベータに登録している場合は、すでにレーダーはオフになっており、テスラビジョンだけに頼っていることになります。

今回のアップデートで、すべてのレーダー搭載車がテスラビジョンに移行するのか、それともテスラがフィードバックをよく確認しながらゆっくりと機能を展開していくのかは、まだ明らかになっていません。テスラは、「回生ブレーキが制限されている時にブレーキをかける」機能を慎重に展開する際に、この徐々に展開する方法を採用しました。この機能は当初2022.16に含まれていましたが、多くの顧客はその後のソフトウェアアップデートで初めてこの機能が有効であることを知りました。

私たちが確認している、このアップデートでセンサー搭載車であるにも関わらずテスラビジョンに移行した2台の車両は、2021年型モデルSとリフレッシュされたモデルXの2車種です。

ダイナミック・ブレーキ・ライト

今回のソフトウェアアップデート2022.20.9のもう一つの新機能は、ダイナミック・ブレーキ・ライト機能の追加です。テスラのダイナミックブレーキライト機能は、急に減速した場合に自動的にブレーキランプを自動で素早く点滅させる機能です。

また、完全に停止すると、ハザードランプが一時的に点滅します。この機能は、2020年にヨーロッパの多くの国で展開されていましたが、今回、新たにいくつかの国に拡大されることになりました。新しい国の中にはオーストラリアやニュージーランドも含まれていますが、他にも含まれる可能性があります。米国は新しい市場の1つではないことは分かっています。テスラビジョンに移行する車両や、どの市場にダイナミックブレーキライト機能が搭載されるかは、ソフトウェアアップデート2022.20.9が車両に展開されるにつれて、より明らかになるはずです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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