テスラギガ・ベルリン、白と黒のモデルYだけを生産?

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イーロン・マスクCEOがかつて語っていた「世界最先端の塗装工場」はどうなったのでしょうか?

ヨーロッパに住んでいて、テスラモデルYを購入する予定があるなら、この電気クロスオーバーの外観が黒か白のみであることに気がつくでしょう。

ドイツのオートモビルウォッヘの報道によると、テスラのギガファクトリー・ベルリン・ブランデンブルクで製造されるモデルYに塗られているのは、黒と白のこの2つの外装塗料だけです。

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ソリッドブラックまたはパールホワイトマルチコートのモデルYを注文した顧客は、10月に納車される見込みで、これは妥当な納期といえるでしょう。しかし、赤、青、またはシルバーに塗られたモデルYを好む人は、中国にあるテスラのギガファクトリー上海からモデルYが製造輸出され納車されるのを早くても2023年3月まで待たなければなりません。

テスラモデルYは2022年3月にギガファクトリー・ベルリンで生産を開始しましたが、最初から黒か白の塗装オプションだけで作られているのか、それともそれはもっと最近のことなのかは不明です。いずれにせよ、2年前にイーロン・マスクCEOがベルリン工場の塗装工場について、「曲率によって微妙に変化する見事な色をより多く重ねる、世界最先端の塗装工場」と約束していたことを考えると、この状況は驚くべきことといえます。

この報道で引用された業界関係者によると、3月の生産開始以来、塗装工場で問題が発生しているとのことで、詳細は明らかにされていません。

関連ニュースとして、テスラのドイツベルリン工場では、夏休み中の製造を最適化するため、今週から計画的に12日間工場の操業を取りやめて、設備を更新する予定といわれています。

工場のオーバーホールの主な目的は、車体が各製造ステーションで過ごす時間を現在の90秒から45秒に短縮することと、3シフト制に移行することです。これは塗装工場にも適用されます。

証券アナリストによると、今年第2四半期、米国テキサス州とドイツにあるテスラの新工場は、同社全体の生産台数25万8580台に対して約6000台しか貢献していないという状況です。テスラのギガファクトリー・ベルリンの年間生産目標は50万台ですが、イーロン・マスクCEOはその目標を達成するのは簡単ではないと警告しています。

先月、彼はテキサスとベルリンの工場は生産量がほとんどなく、運営に巨額の経費がかかるため、「何十億ドルもの損失を出している状態」と発言していますし、同時に2つの新工場を「巨大なお金の焼却炉」にたとえ、大量生産に持ち込むには、そもそも工場を建設するのにかかった以上の労力がかかると述べました。

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