テスラ、ギガファクトリー・ベルリンの生産を一時停止し、工場をアップグレード

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Credit:Tesla
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テスラは、より高い生産能力を達成するために、ドイツベルリン工場をアップグレードし、新たにシフトを追加するために、ギガファクトリー・ベルリンの生産を停止すると報じられています。

テスラの最優先事項は、顧客の需要に追いつくために生産量を増やすことです。テスラはすべての工場でそれを行っていますが、ギガファクトリー・ベルリンと、最近生産を開始したばかりのギガファクトリー・テキサスでは、より大幅な増強が行われています。

ギガベルリンは、従来型の2170セルを活用することで、テスラが慣れ親しんだバッテリーインフラを実現し、操業状態は比較的順調なようで、6月には週あたり1000台のモデル車の生産を達成しました。

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ギガファクトリー・テキサスは、新型の4680バッテリーセルとストラクチャラル・バッテリーパックの生産増強が困難だったため、遅れをとっているように見えましたが、先週、テスラが同工場で2170セルを使ったモデルYロングレンジの生産を開始し、生産が大きく増強されたと報じました。

現在、テスラはギガファクトリー・テキサスに追いつくために、今回ベルリン工場も約2週間停止してアップグレードすると報じられています。

ドイツビルド誌の情報によりますと、テスラはそのため、来週の月曜日から2週間、操業を中断したいと考えています。4,500人の従業員のうち何人が休暇を取り、何人の技術者が残って生産転換を行うかは不明です。

また、同誌によると、テスラは第3シフトを増やし、ギガファクトリー上海から輸入していた電気モーターの生産を工場で開始する予定だということです。

従業員によると、生産が一段落した後は、2交代制ではなく3交代制で業務を行うはずで、さらに、テスラはその後、隣接するホールでドライブユニットの製造も開始することができます。

アップグレードの効果が期待できる一方で、ギガファクトリー・ベルリンの最大のボトルネックは、労働力だと言われています。

ここ数カ月、テスラが従業員の雇用と定着に問題を抱えているという報道が多くなされてきており、なかでは特に、給与が問題になっており、地元の労働組合であるIGメタルが関与し始めているとの指摘もありました。しかし、テスラはその懸念に対応するため、多くの従業員の給与を6%引き上げました。

今月末の工場再稼働後、テスラが同工場で第3シフトを増設するには、かなりの雇用努力が必要となる考えられています。

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