テスラモデルY、新型4680セルのストラクチャラル・バッテリーパックは修理可能性ゼロ

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https://youtu.be/BBbQbnulVvk
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米国における著名な自動車評論家の主催するムンロ・ライブは、テスラの最新型モデルYに採用されているストラクチャラル・バッテリーパックの分解が予想以上に困難であることを発見しました。

速報として、MIT(メイド・イン・テキサス)テスラモデルYのストラクチャラル・バッテリーパックの待望分解・分析状況をムンロ・ライブが報告しています。

結論から言うと、この作業は予想以上に困難で、進行は遅々として進んでいません。

最初の数日間で、チームはストラクチャラル・バッテリーパックのスチール製カバーを部分的に開けることができ、テスラの新型4680円筒形バッテリーセルの巨大なブロックを、非常に硬くて丈夫なピンク色のポリウレタンで(そしてスチール製の筐体に)接着しているのを確認することができました。

テスラのビデオにあるように、バッテリーセルは4列に並んでいるように見えますが、全体のコンセプトは、セルが力を伝える構造体としてのバッテリーセルを作ることなので、モジュールは存在しません。

修理可能性ゼロ

ムンロ・ライブのコーリー・スチューベン氏によりますと、「これの修理可能性は基本的にゼロ」だそうです。これは非常に強い意見ですが、車の全寿命を想定した構造的なバッテリーパックであるため、予想されることでもあります。

第2に、他のサンディ・ムンロ氏のビデオを見る限り、(2170セルの場合のように)接着されたバッテリーブロックは非常に信頼性が高いようです。3つ目は、従来のバッテリーの場合でも、モジュールの修理や交換にコストがかかる可能性があることです(高電圧システムの作業、新しいシーリングなど)。

分解作業では、(部分放電であっても)高電圧であるため、安全面に十分な配慮をし、研究の観点からも、壊し過ぎないことが重要です。

つまり、作業は簡単ではなく、結果を出すにはもう少し待たねばならない状況と言えます。

バッテリーを開けることさえ難しいなら、古いバッテリーをリサイクルするのはどうなのか、という疑問があるかもしれません。これに対してはまだわかりませんが、おそらく様々な方法(一部は機械的、一部は化学的)があると考えられます。

もしストラクチャラル・バッテリーパックが今後の電気自動車設計の主流になった場合、業界は解決策を見いだせるのか、専門家と議論する次回のムンロ・ライブビデオの良いトピックになりそうです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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