テスラは、新型電動ピックアップトラック、サイバートラックの積極的なプリプロダクションの段階に入っているようです。テスラは、ドイツのメーカーにシステムを発注し、サイバートラック用の駆動装置を製造しているとのことです。
サイバートラックは、自動車市場においてまったく新しい製品となっており、これまで誰もこのようなものを作ろうとしたことすらありませんでした。折り紙細工のようなボディ、フロントとリア部品の一体型鋳造製造(メガキャスティング)、そして、可能な限り生産性と快適性を高めるためのテクノロジーをふんだんに盛り込んでいます。テスラのサイバートラックチームは「改良に夢中になりすぎた」ため、ある時点でこれを認め、いつまでも継続しないように最終デザインを承認しなければなりませんでした。
5月下旬に行われたテスラ・オーナーズ・シリコンバレー/YouTubeのインタビューで、イーロン・マスクは、この時点でサイバートラックのデザインは「ようやくロックされた」、つまり生産開始時期についてより詳細に示すことができたと述べています。
これまでは2023年のいつかからとされていましたが、今回マスク氏は、来年の後半に実現するはずだと述べました。最終的なデザインを一般に発表するかどうか、発表するとしたらいつかは明言しませんでしたが、しかし、多くの顧客にとっては、細かいデザインの改良は取るに足らないことであり、待望のサイバートラックを一刻も早く手に入れたいだけなのです。
業界筋の情報に依拠するドイツの出版社テスラマグ社の情報によると、テスラはサイバートラック用のドライブユニットを生産するために、ドイツのメーカーに新システムを発注したとのことです。これらのメーカーはすでにテスラと協力し、ギガ・ベルリンやギガ・上海に部品や装置を供給しています。情報によると、この製造機械は2023年7月初旬頃にギガ・テキサスに配備される予定です。その生産能力は、年間約75万台のドライブユニットを製造できます。トライモーター(モーター3基)仕様の生産とすると、年間25万台のサイバートラックを生産できることになります。
また、IDRAグループは、サイバートラックの生産に使用するクランプ力9,000トンのギガプレスを既に1台以上生産していることが分かっています。米国への納入期間は不明ですが、11カ月あれば十分であることは間違いなく、7月上旬からサイバートラックを組み立てて発売する予定と推測できます。
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