テスラが世界の各所で色々なモデルYクロスオーバーを製造している今、注目すべき違いがあるようです。
テスラは、ドイツベルリン近郊にある真新しい工場、ギガファクトリー・ベルリンで、モデルYクロスオーバーの生産を今年の春に開始しました。このヨーロッパの工場が稼働する前は、欧州諸国では中国ギガ上海製の輸入モデルYを納車していました。今回は、テスラモデルYには、その製造工場によって顕著な違いがあるのかの検証です。
テスラは、非常に人気の高い電動クロスオーバー・モデルYを、世界各地の複数の拠点で製造しています。実際、米国カリフォルニア州フリーモントにある同社のオリジナル工場で今も製造されている一方で、テスラは中国上海でもモデルYを大量に製造しており、現地中国市場向けだけでなく、輸出用にも製造しています。
これに加えて現在、テスラは米国テキサス州の新工場で少なくとも2種類のモデルYを生産しており、ドイツベルリン近郊のギガファクトリーでもモデルYクロスオーバーが組立ラインから出荷されているという報告を何度かお伝えしてきました。
興味深いことに、よくよく調べてみると、テスラの様々なギガファクトリーで製造されたモデルY SUVには、多くはあまり明白ではないものの、いくつかの重要な違いがあることが分かってきているようです。YouTubeチャンネル「RSymons RSEV」のリチャードが、異なる工場で製造された数台のモデルYを追跡し、注意深く分析しています。
リチャードは、ビデオを撮る準備ができていなかったので、携帯電話で撮影しており、周囲が少し騒々しいと認めています。それでも、彼はベルリンで生産されたテスラモデルYパフォーマンスに偶然出会いました。ご存じない方のために説明すると、リチャードはテスラの中国ギガファクトリー上海で製造(Made In China:MIC)されたモデルYロングレンジを所有しています。
現在ギガ・ベルリンで生産されているモデルYは、中国製もそうなのですが、新しい4680バッテリーセルやストラクチュラル・バッテリーパックを使っていないことをリチャードは確認しています。彼は、メイド・イン・ジャーマニー(MIG)のモデルYには韓国LG化学のセルが搭載され、総容量は79kWhであると想定しています。
ベルリン(MIG)と上海(MIC)の両方のモデルYクロスオーバーをざっと見たところ、フロントシートが異なるほか、スピーカーやアンプが異なるため、音質が向上していることがわかります。しかし、モデルYのオーナーがイベントで指摘した最大の変更点は、このクルマのサスペンション・システムに関するものです。
ベルリン製のモデルYは、スプリングやダンパーなどの足回りがグレードアップされています。他のモデルYのSUVに比べて乗り心地が改善しているようです。多くの自動車評論家がEVの乗り心地は固いと主張していたから、これは間違いなく良い改善なのでしょう。
加えてベルリン製MIGのモデルYは、高品質の塗装が施されているようです。しかし、リチャードは、彼が見てきた中国製(MIC)のモデルYもすべてきちんとした塗装が施されていると指摘しています。たしかに最近、テスラがようやく車の塗装とフィット&フィニッシュで顕著な進歩を遂げつつあるようなのは事実のようです。
その他の変更点としては、フロントシートの強化、グローブボックスの開閉機構の改善、ドア内側とリアシート隣接部の内装材の改善などがあります。また、中国製のモデルYにも搭載されている、荷室のパーセルシェルフを新たに披露しています。加えて、ハッチには、新しく改良されたストラットが採用されています。
リチャードがドイツベルリン製のモデルYパフォーマンスを少し運転することになったので、残りの詳細はぜひビデオでチェックしてください。
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