パナソニック、テスラ用4680セルのサンプルを出荷、量産に向け準備中

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Credit:Pansonic
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パナソニックは2日、テスラ用のリチウムイオンバッテリー、4680セル(直径46mm・高さ80mmの円筒形リチウムイオンバッテリー)のサンプルを、大量生産に先駆けてテスラ向けに出荷したと発表しました。パナソニックは、同社の年次投資家向けイベントの初日に、生産スケジュールに関する計画を詳述しました。

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Credit:Tesla

パナソニック・エナジー社CEOの只信一生氏は、「日本で初めて作られたパイロットラインによって、5月に大規模なプロトタイプ生産を開始することが可能になった。」とイベントの中で述べました。

パンソニックは、4680セルの量産開始は、同社の決算期が始まる2023年3月になると考えています。このセルの生産は、当初はパナソニックの和歌山工場が担当し、その後、北米にシフトする予定です。

只信社長はこれまで、4680セルの米国での生産を確約していませんでしたが、北米への生産移行を明言したことで、米国に別の工場を誘致する可能性も正式に出てきました。

パナソニックがテスラに4680セルのサンプルを出荷することを最初に報じたロイターは、同社がカンザス州とオクラホマ州の敷地を検討していると、この問題に詳しい関係者が述べています。

パナソニックは、この新しい大型バッテリーの顧客としてテスラ社しか今の所持っていません。

テスラの4680バッテリーセルは、これまでのバッテリー設計よりも出力、エネルギー密度、航続距離が大幅に向上しており、EV技術の面でテスラとって最も新しい発見となるものです。

2020年末、同社のイベント「バッテリー・デー」でCEOのイーロン・マスク氏ら幹部が発表したもので、テスラはこれまで、北カリフォルニアのフリーモント工場近くの施設でこのセルを生産してきましたが、数量は限られていました。テスラは自社で今年の1月に100万個目の4680セルを生産しましたが、しかし、業界研究者によると、100万個の4680セルはテスラのモデルY約1,200台分にしか相当しません。

テスラは、米国テキサス州オースティンにある同社の新施設ギガファクトリー・テキサスで製造された一部のモデルYに、4680バッテリーパックを搭載しています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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