テスラは、ギガファクトリー上海の生産能力を新棟の追加によって倍増させ、中国工場で毎年45万台の車両を追加生産することを計画しています。
COVID-19の発生による3週間の工場閉鎖を経て、テスラが上海工場を再開するプロセスに関する資料に、その計画の詳細が記載されています。ロイターによると、テスラはギガファクトリー上海のキャンパスの近くにある別の土地に新工場を建設し、工場の生産量を拡大したい考えです。
新施設は、2021年に484,100台を生産した上海工場の生産量を実質的に2倍にすることになります。これは昨年のテスラの総納車台数の51.7%を占め、生産能力を20%も上回って稼働しているとされるフリーモント工場をしのぐものです。
テスラが欧州での同社車の需要に対応するためにギガファクトリー上海を活用したように、この計画により「世界最大の自動車輸出拠点」となります。テスラのギガファクトリー・ベルリンに生産・納車開始の許可が下りる前、テスラは官僚的なお役所仕事のために欧州工場の納車・生産開始を見送り、上海で生産したモデル3やモデルYを欧州に出荷していました。
テスラは以前からギガファクトリー上海の事業を拡大する計画を持っていましたが、追加される製造ラインの内容は不明でした。2022年初頭に発表された環境アセスメントでは、テスラが上海で「新モデルライン」の導入を計画しており、これにより数千人の従業員が新たに加わり、工場の総従業員数は約19,000人となることが示されていました。
拡張計画は2021年12月に開始され、2022年4月までに完了する予定でした。このプロジェクトの費用は8500万円(1300万ドル)であることが、規制当局の書類で明らかになりました。
報道によると、テスラは4月に上海での生産を再開し、すでに製造は80%のペースまで回復しました。
テスラは上海の臨港特区の当局から支援を受け、停止後の施設の稼働状況回復のために多くのプロセスを実行したようです。
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