テスラFSDベータ版、今夏にも欧州規制当局に提出可能、とイーロン・マスク氏

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テスラの最新FSD(Full Self-Driving:完全自動運転)ベータ技術は、早ければ2022年夏に欧州の規制当局に提出される可能性があると、イーロン・マスクCEOが述べています。

これまで北米でのみ実施されてきたテスラの完全自動運転のフリートラーニングに関して、世界的な展開の始まりとなり、テスラ車を完全な自律走行車にさらに近づける可能性があります。

テスラのFSDベータ版は、世界中のオーナーの間で非常に期待されている機能です。

米国では2020年末から、限られたオーナーを対象にテストが始まりました。その後半年かけて、約2,000人のテスターにFSDベータ版を展開し、頻繁にアップデートを繰り返しながら各種の重要な問題を克服し、より安全性が高まった後、テスラは米国において、要望のあったドライバーに広く展開するようになった自動運転の機能です。

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また2022年2月、テスラのイーロン・マスクCEOは、カナダに約60人のFSDベータテスターがいることを明らかにし、テスラが以前から同機能を現地でテストしていることを確認しました。しかし、近い将来、その数はもっと増やされることになると考えられます。

マスク氏は、ギガファクトリー・ベルリンの正式立ち上げに際してのスピーチで、FSDベータ機能がまもなくカナダでもリリースされることに言及しました。

さらに、今年は北米以外にも進出する可能性があるということです。

マスク氏は、テスラはこの機能を可能な限り改善するために積極的に取り組んでいると述べています。テスラのFSDチームはすでに米国のベータテストで良好な結果を得ており、今後2〜3カ月以内に、この機能を欧州連合の規制当局に提出する準備が整う可能性がるところまできているということです。

「EUの規制当局に見せる準備はできていると思います。2〜3ヶ月以内かもしれませんが、ヨーロッパのすべての特殊なケースの状況に対して、かなり多くの作業をしなければなりません。」

テスラのトップであるイーロン・マスクCEOは、すべての特殊なケースのために、チームはまだかなり多くの仕事をする必要があることを強調しました。主な困難は、いくつかの交通ルールや道路標識と同様に、欧州連合のそれぞれ国々で道路事情が大きく異なるという事実にあります。

さらに、各国の言語も大きく異なるため、現地でFSDベータ版の機能を十分に発揮させることはさらに困難が予想されます。

「ヨーロッパをクルマで走ったことがある人ならわかると思いますが、道路事情はその国によってかなり違いがあります。道路規則も、線の引き方も違うし、言語も違う。ヨーロッパでFSDを行うのはかなり難しく、アメリカやカナダよりもずっと難しいんです。」

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

全く同じことが日本にも言えますが、テスラのカメラ映像+ニューラルネットワークによる学習の精度は、その量に比例すると思うのです。つまり、日本で本格的に導入されるためにはもっとテスラ車が売れないことにはなかなか成熟しないのだと思います。

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