テスラ モデル Y オーナーズマニュアルに、「ストラクチャラル・バッテリーパック」(複数のバッテリーセルが強固に連結されて自動車の構造体の役割も兼ねる部品)に関する記述が追加されました。新バージョンでは、ストラクチャラル・バッテリーを搭載したモデルYは、リフトポイントの位置が従来のモデルYと若干異なるため、ジャッキアップの手順が異なることが示されています。
モデルYのストラクチャラル・バッテリーパックに関する言及には、更新されたモデルYクロスオーバーのリフトポイントの位置を概説する図が添えられています。
「以下の図は、概念的な理解を深めるために提供されるものです。お客様のモデルYがストラクチャラル・バッテリーパックを装備している場合、リフトポイントの正確な位置は若干異なります。リフトポイントの正確な位置は、車両本体をご確認ください」と、モデルYのマニュアルには記載されています。
モデルYのオーナーズマニュアルにストラクチャラル・バッテリーパックに関する記述があることは、この待望の技術革新の展開に良い兆しがあるということになります。
一つは、この部品が間もなくギガファクトリー・テキサスで生産されるモデルYに展開されるかもしれないということです。ギガファクトリー・テキサスのモデルYが4680型セルを搭載することを示唆する報道により、このような憶測が飛び交っています。ギガファクトリー・テキサスからの最近の空撮画像には、ストラクチャラル・バッテリーパックと思われるスペースもあるモデルYのテストボディが写っています。
その名が示すように、テスラのストラクチャラル・バッテリーパックは、車両の構造プラットフォームに組み込まれています。
これは、テスラ車の新しい技術革新への道を開くものです。
2020年9月に開催された「バッテリー・デイ」のイベントでテスラ社が述べたところによると、ストラクチャラル・バッテリーパックはモデルYのボディとシャーシを補強するため、強度と安全性を高めることができるということです。また、テスラの4680型セルをストラクチャラル・バッテリーパックに効率的に使用することで、モデルYの航続距離を伸ばすと同時に、生産コストを最適化できる可能性があります。
テスラのストラクチャラル・バッテリーパックの採用は、モデルYから始まるかもしれませんが、これはおそらく始まりに過ぎないでしょう。この部品がもたらす利点を考えると、サイバートラックや次世代ロードスターなどの次期車両にも、ストラクチャラル・バッテリーパックが搭載されることはほぼ確実です。
やがて、テスラがより多くの生産能力を獲得するにつれて、モデルS、モデル3、モデルXもストラクチャラル・バッテリーパックを利用することになると思われます。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
このストラクチャラルバッテリーセルとギガプレスによるメガキャスト部品で、もはやプラモデルのような簡素な製造工程に。
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