テスラの完全自動運転FSDは、自転車や歩行者に上手に対応可能!

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テスラの「FSDベータ10」(Full Self-Driving:完全自動運転)は、自動運転プラットフォームとしての同社の地位を押し上げ、同社が競合他社よりも頭ひとつ抜け出ていることを明らかにしました。

最新バージョンのFSDベータ10を搭載した車両は、典型的な交通シナリオではかなりの性能を発揮しますが、車両を操縦しなければならないインタラクションの中には、それほど大きく公表されていないものもたくさんあります。

YouTubeユーザーのElonX-netが公開している動画では、FSDベータ10を搭載した車両が、自転車や路肩を歩く歩行者に注意深く対応している様子がまとめられています。過去にこのような事例を取り上げたことがありますが、同社のFSDスイートは走行距離を重ねるごとに改良され続けており、今後のソフトウェアバージョンが公開され続けることで、車両の操作はより正確で強固なものになっていくと考えられます。

ビデオの中のいくつかのクリップは、FSDベータ10の「臆病で保守的な」特徴を示しています。この特徴により正確な運転操作が可能となっています。

特に、テスラがFSDスイートの性能向上のためにソフトウェアの改良を続けているため、余計に慎重に動作する傾向があります。

前回のリリースからの数々の改善に加えて、FSDベータ10は今週金曜日に最新バージョンがリリースされる予定で、ドライバーが希望すればベータ版プログラムに登録できる「FSDボタン」が搭載(訳注:米国のみ)されます。

過去のバージョンのオートパイロットとFSDは、自転車や歩行者に対処する場合に非常に優れた性能を発揮してきました。2020年5月のソフトウェアバージョン2020.12.6では、テスラの外部カメラが人間の目よりもはるかに早く自転車を検知し、路肩に人間がいることをドライバーに警告することができました。

今回のビデオで記録されたいくつかの操作を考えると、これらの優れた性能に一層の改良が加えられているように見うけられます。

例えば、ある映像では、比較的細い路肩に自転車が通っていますが、テスラはその自転車に余裕を持たせるためにセンターライン側に少し移動しています。

また他のビデオでは、特に道路の反対側に車がいて中央車線に移動する余地が限られている場合、テスラは、「より臆病」になっています。

結局のところ、テスラのFSDベータは杓子定規に動くものではありません。その時の環境や状況に応じて判断することで、高い堅牢性と正確性を実現しています。このことは、先日行われたテスラAIデーにおいて、いくつかのクリップで説明されていることからもわかります。

ElonX-netは、FSD Betaが自転車と歩行者を扱う様子を以下の動画で紹介していますので、ぜひご覧ください。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

まだ、完全自動運転というわけではないですが、道路上というのは非常に多くの「予測できないこと」が起こり、それに上手に対応しているように見えます。

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